2017年2月11日(土)・ 12日(日)の二日間、 浜松町にある汐留ビルディングにて、コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップを開催いたしました。COJ主催の東京でのWSとしては2015年1月以来7回目になりました。 今回の参加人数は、なんとCOJワークショップ最多人数の48人。社会福祉・労働組合・医療・国際協力・ジェンダーなど、多岐に渡る分野の参加者が集まりました。北海道など遠方からの参加者も多く、中にはカンボジアから来られた方もいらっしゃいました。分野も活動地域も多様性溢れる参加メンバーですが、全員が共有しているのは「自分たちのコミュニティの課題を解決して、より良い社会を作りたい!」という熱い思いです。
今回グループ演習が8チームに分かれた為ワークは複数のセミナールームに別れて行いました。それぞれのチームがコーチとサブコーチのサポートのもと、時間に追われながらも、自分と仲間のストーリーを語り、互いの関係を深めてチームを立ち上げ、キャンペーンのゴールと戦略作りに取り掛かりました。チームの仲間たちと一緒になんとか作り上げたキャンペーンとチャントを披露するみなさんの表情は、やり切ったことに対する安堵と喜びの笑顔! 2日目最後のパブリックナラティブの発表では、前に立った方々が、自分の辛かった原体験や、私たちを形づける価値観、キャンペーンに込める思いを語りました。その一言一言を受け止め、共感して頷く参加者たち。ワークショップ前は多くのメンバーが初対面であったとは思えないほど、会場が温かい雰囲気に包まれました。 怒涛の2日間を振り返り、参加者からコメントが寄せられました。
「地域も違う中で同じものを作り上げて気持ちを一緒にして取り組むことが、アクションしたいという勇気と元気をもらった」
「頑張っているのが自分だけではないことがわかり希望が持てた」
「戦略を立てる上で、たくさんのリーダーを作ることが大事と分かった」そして、「自転車に乗ること」にチャレンジし続けた結果、孤独死がないよう地域住民が嬉しいお節介をするキャンペーンや、シングルマザーや介護に苦しんでいる家族が、自分たちの悩みや思いを共有し、お互いを支え合うキャンペーンなど、今からでも取り組みたい!とワクワクするようなキャンペーン・アイディアがたくさん生まれました。 すぐにでも走り出してアクションに取り組みたいと思っている方、先ずは学びをコミュニティに持ち帰りじっくり広めたいと思っている方。これからがいよいよ、本番です!熱い思いを持った皆さんと一緒に、次の一歩を踏み出せることを、楽しみにしています。 二日間、本当にお疲れ様でした。
文責:大澤祥子(コーチ)