ワークショップ

WORKSHOPS

ワークショップの開催/運営をお考えの方へ

コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ(以下COW)、パブリックナラティブワークショップ(以下PNW)ご開催にあたっての諸事項・諸条件をお伝えします

ワークショップの目的は?

COW、PNWは普通の市民が立ち上がり、その持てる力をコミュニティのために結集し、社会の仕組みを変えていくリーダーシップを育むためのワークショップです。

ワークショップの対象者は?

COW、PNWは以下のような方々にご参加いただいております。
・NPOのリーダー、職員、ボランティア等
・社会福祉法人役職員(コミュニティ・ソーシャル・ワーカー等)
・企業CSR担当者
・労働組合役職員
・協同組合役職員
・市民活動のコーディネーター
・まちづくりに取り組む方々

背景は?

2008年、米国初の黒人大統領が誕生しました。普段投票に行かない若者、黒人、ラティーノ(中南米からの移民)といったマイノリティー層が投票に行った事が一つの大きな勝因と言われていますが、その陰にはコミュニティ・オーガナイジング(Community Organizing)の手法を取り入れた選挙活動がありました。選挙参謀としてその戦略を立てたのが、ハーバード大学でオーガナイジングを教えるマーシャル・ガンツ博士です。

オバマ大統領を誕生させたボランティアを育成したキャンペーンに「キャンプ・オバマ」というものがあります。選挙後にこのキャンプの内容を精緻にし、様々な社会課題へ取り組むことにも使えるようにしたのが「コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ」です。

参加者たちは、このワークショップを通じて実際にオーガナイジング・キャンペーンを立ち上げながら、オーガナイジングにおける5つの基本的なリーダーシップを学びます。

ワークショップの内容は?

ワークショップは、下記のセッションごとに講義、演習、振返りを繰り返しながら進みます。

1. 人々を行動に動かすための語り方(パブリック・ナラティブ・ワークショップはこの内容のみ実施)

人々は心が動いた時に、行動を起こします。そして公的な活動ではリーダー自身の透明性が大切です。自分がなぜこの活動をしているか、なぜ活動が聞き手に関係するのか、そしてなぜいま共にアクションを起こさなければならないのか。人々の心に共鳴するストーリー・テリングを学びます。

2. 信頼関係の構築方法

雇用や金銭関係のないボランティア活動では人との「信頼関係」が活動を支える上でもっとも重要です。意識的に人との信頼関係を構築する一対一のミーティングの手法を学びます。

3. チーム構成の方法

効果的な活動には機能的なチームが不可欠です。活動目的を共有し、基本的な運営ルールを作り、各人のリーダーとしての役割を決めるといった明確な構造のあるチーム作りの方法を学びます。

4. 戦略作りの手法

人々が結束して作った力を戦略的に使わなければ変革は起きません。達成したい目標、主要アクターのマッピングとパワー分析、変化の理論、作戦立案、キャンペーンタイムラインの立て方を学びます。

5. アクション

戦略を展開するために、測定可能で積極性のある、効果的なアクションを考え、実行します。

ワークショップを通じて参加者はこの5つのリーダーシップを自分自身のコミュニティで教え、さらに活動を広げることを目指します。ワークショップは「手法についての講義」、「少人数でのグループワーク」と「振返り」で構成されます。この教授方法で自分の持つスキルを用いて他人と協働することを学び、自身の経験から効果的に学ぶ技術を身につけます。

定員は?

ワークショップの定員は、グループワークを担当するコーチ数によって変わってきます。
1チーム6人以下で、5チーム程度が理想です。各チームに1人のコーチがつきます。
5チーム(30名)以上の受講生への講座をお考えの場合もお気軽にご相談ください。講座の手法を工夫して対応いたします。
講演やトーク等もお受けしております。

会場の条件は?

ストーリーを語るグループワークを行なうため、グループ間が近すぎないレイアウトができる会場が必要となります。

何時間くらいが適切?

コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ:2日~2日半パブリック・ナラティブ・ワークショップ:1日
ダイジェスト版講座なら、3時間程度から可能です。

 ※「どのようなご予算枠で」「どんな方々を対象として」「何人くらいで」行ないたいかなど、お持ちのイメージがありましたらお聞かせください。