ストーリーを鍛え上げる専用のスクール「ストーリー・コネクト」

ストーリーを鍛え上げる専用のスクールをコミュニティ・オーガナイジング・ジャパンが始めます!!

その名もスクール名称「ストーリー・コネクト」

ストーリーには、このような壁を超える力があります!!
・自分や活動のことを伝える力
・異なる人たちを繋ぐ力
・人生を肯定する力
・理屈を超えて心で理解する力
・傷ついたコミュニティを回復させる力
・マーケティングとして活用する力

またストーリーを伝えることで、長く記憶に残りやすい効果もあります。

世界で500万部以上売れたEQの著者:ダニエル・ゴールマンも、
「ストーリーは、注意を引くだけでなく、注意を保持できる」とストーリーの重要性を訴えています。

最近、大注目されている【 ティール組織 】でも、「自らの物語を話すことで人々をまとめる力がある。私たちはそのことを忘れ、互いに共有し合うという関係を衰えさせ、損なってしまっている。お互いをもっとよく知ることだ」と、やはりストーリーの重要性を訴えています。

▼ストーリー・テリングとは
伝えたい思いやコンセプトを、それを想起させる印象的な体験談やエピソードなどの“物語”を引用することによって、聞き手に強く印象付ける手法のことです。

▼ストーリー・コネクトの概要

▼ストーリー・コネクト参加者、大募集!!
今回、ストーリー・オブ・セルフ(自分のストーリー)を集中的に扱う、全3回スクールを開催しますので、ぜひご参加ください。

全3回の日程
・6月24日(日)14:00〜17:00(開場13:45)
・7月6日(金)19:30〜22:30(開場19:15)
・7月21日(土)14:00〜18:00(開場13:45)

●内容
第1回目  6月24日(日)
・講義  ストーリー・オブ・セルフ
・見本  日本人のストーリー
・内省ワーク
・ストーリーのコーチング
・ストーリーのスクリプト作成
・ストーリーの発表練習

第2回目 7月6日(金)
・見本  日本人のストーリー
・ストーリー・シーン を描く(実際に絵を描きます)
・ストーリーのコーチング
・ストーリーの発表練習
・ターゲットに合わせた スクリプト作成
・ストーリー発表練習

第3回目 7月21日(土)
・ストーリーの最終コーチング
・ストーリーのスクリプト 最終原稿作成
・完成したストーリーの発表 ※希望者は動画撮影後、サイト掲載)

●参加費
16000円

●対象
ストーリー・テリングが初めての方でも、ストーリーに興味がある方は、どなたでも参加いただける内容となっています!!

●場所
東京都千代田区永田町2-17-4
笠松千代田ビル201(2階)
 ※到着したら201を押してください

最寄駅:
永田町駅のA6出口から徒歩3分
赤坂見附駅の11番出口(山王下改札)から徒歩6分

●お申し込み
こちらのフォームから、お申し込みをお願いします。
https://goo.gl/YbDJz6

●お振り込み先情報
三菱UFJ銀行 麹町支店
口座番号 普通 0193451
口座名義 トクヒ)コミュニテイ オーガナイジング ジヤパン

お申し込み後、上記お振り込み先のご案内をいたしますので、
お振り込みをお願いします。
(ご案内を待たず、お振り込みを頂いても構いません。)

●講師
笠井成樹
・年100回以上、講師、ファシリテーションを務めています
・NPO法人コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン フェロー
・NPO法人ソーシャルプロデューサーズ 代表
・慶應義塾大学SFC研究所 所員

●ストーリー・テリングのメソッドについて
1)ストーリー・オブ・セルフ(自分のストーリー)
どんな価値観があなたを行動へと突き動かしているのかを伝えるため、
どのような困難を経験し、どんな感情を抱き、いつ勇気を得てどんな選択をして、結果どのような行動を起こそうとしているのかを語ります。

●お申し込み
こちらのフォームから、お申し込みをお願いします。
https://goo.gl/YbDJz6

— ストーリーには力が宿る —

ストーリーを鍛え上げる専用のスクールを始めます!!

【場所変更】
参加いただける方が多くなってきた関係で、開催場所を変更いたしました!

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●6月4日の場所
EIJI PRESS Lab
東京都渋谷区恵比寿南1-9-12
ピトレスクビル 5F

JR恵比寿駅西口から徒歩6分
日比谷線恵比寿駅から徒歩6分
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ストーリーを鍛え上げる専用のスクールをコミュニティ・オーガナイジング・ジャパンが始めます!!

その名もスクール名称「ストーリー・コネクト」

ストーリーには、このような壁を超える力があります!!
・自分や活動のことを伝える力
・異なる人たちを繋ぐ力
・人生を肯定する力
・理屈を超えて心で理解する力
・傷ついたコミュニティを回復させる力
・マーケティングとして活用する力

またストーリーを伝えることで、長く記憶に残りやすい効果もあります。

世界で500万部以上売れたEQの著者:ダニエル・ゴールマンも、
「ストーリーは、注意を引くだけでなく、注意を保持できる」とストーリーの重要性を訴えています。

▼ストーリー・テリングとは
伝えたい思いやコンセプトを、それを想起させる印象的な体験談やエピソードなどの“物語”を引用することによって、聞き手に強く印象付ける手法のことです。

▼ストーリー・コネクトの概要
スクールで主に実施することは、こちらになります。
・ストーリー・テリングを作成する専用フォーマットを提供
・コーチングを受けながら自分だけのストーリー原稿をアウトプット
・ターゲットに合わせたストーリーのバリエーションを作成
・希望者は、ストーリーの動画を撮り、実際に動画で発信
・動画は、私たちのサイトに掲載して活動を応援していきます

▼ストーリー・コネクト参加者、大募集!!
下記の日程でスクールの体験会を開催しますので、ぜひご参加ください。

・6月3日(日)14:00〜16:00(開場13:50)
・6月4日(月)19:30〜21:30(開場19:15)

 ※両日とも同じ内容になりますので、どちらかにご参加ください

●参加費
無料

●内容
講義:ストーリーの可能性について
見本:ストーリーのメソッドを使用した日本人のストーリーをシェア
見本:ストーリーのコーチング
ワーク:ストーリーのメソッドでストーリーをつくる
説明:ストーリー・コネクトのスクール詳細(全3回、16000円)

●対象
ストーリー・テリングが初めての方でも、ストーリーに興味がある方は、どなたでも参加いただける内容となっています!!

●お申し込み
こちらのフォームから、入力をお願いします。
https://goo.gl/t3zZXN

●定員
両日とも各 20名

●講師
笠井成樹
・年100回以上、講師、ファシリテーションを務めています
・NPO法人コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン フェロー
・NPO法人ソーシャルプロデューサーズ 代表
・慶應義塾大学SFC研究所 所員

●ストーリー・テリングのメソッド3つの要素について
1)ストーリー・オブ・セルフ(自分のストーリー)
どんな価値観があなたを行動へと突き動かしているのかを伝えるため、
どのような困難を経験し、どんな感情を抱き、いつ勇気を得てどんな選択をして、結果どのような行動を起こそうとしているのかを語ります。

2)ストーリー・オブ・アス(私たちのストーリー)
聞き手の人たちが当事者意識を感じる共通の経験を語り、私たちにもできる!!変えらる!!と感じられる連帯感を起こさせます。

3)ストーリー・オブ・ナウ(アクションのストーリー)
緊急性と、私たちのとるべき戦略、そして具体的に共に行動してほしいアクションを語り、行動を起こすことで、どのような変化・希望を生みだせるのかを示します。

●主催
NPO法人コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン

●お申し込み
こちらのフォームから、入力をお願いします。
https://goo.gl/t3zZXN

ストーリーには力が宿る。

「子ども食堂はまちのプラットフォーム!になるためのお泊まり合宿」を開催しました!

2018年3月2・3日の2日間にわたり東京都内の国立オリンピック記念青少年総合センターにて、NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークが主催しキリン福祉財団様の協力を得て「子ども食堂はまちのプラットフォーム!になるためのお泊まり合宿」を開催しました。北は北海道から南は沖縄まで、全国各地で子ども食堂の取り組みを推進している52名の方に参加いただきました。

2日間のプログラムは、通常のコミュニティ・オーガナイジング・ワークショップをアレンジして、共通の思いに基づいて活動する組織を地域でつくることを想定した内容となりました。子ども食堂の取り組みがどのように広がり、まちのプラットフォームとなるのかについて、参加者全員で考え意見交換し学ぶ時間となりました。中にはお子さん連れで参加した人もいました。

参加者は地域ブロックごとに分かれてチームを組みました。各チームに配置されたコーチは、東京以外にも、福島、山梨、大阪、徳島、福岡から集まってもらいました。コミュニティ・オーガナイジングの考え方に精通しているコーチと参加者がつながるということも今回のワークショップの成果の一つとなりました。

初日は、まず初めに子ども食堂が直面する課題についてまたその課題を乗り越えるための工夫について、付箋と模造紙を使って意見交換をしました。アイデアがたくさん出て活発に意見交換する様子を見ながら、2日間のプログラムの成功を確信しました。

意見交換で出された内容を参照しつつ、次にコミュニティ・オーガナイジングの基本的な考え方の講義をし、コーチングの講義と演習へと移りました。52人の規模でやる演習は圧巻でした。参加者の中には、普段自分がやっていたことはコーチングではなく、すぐに相手に答えを伝えてしまっていたことに気づいたという声もちらほら。でも、社会を変えるためには自分が取り組むだけではなく、ほかの人をコーチングしなければならない、という言葉に勇気をもらいました。

初日の夜はもちろん交流会。初めて会った人たちがほとんどとは思えないほど皆さんすぐに仲良くなり、情報交換をして、結束を固めていました。合宿の醍醐味はその後も夜まで情報交換が続くことです。大人になってから相部屋で寝泊まりして合宿をするというのもいいものだと感じました。1泊2日とは思えないほど皆さん距離がぐっと近くなりました。

二日目はストーリー・オブ・セルフと関係構築、そして午後にチーム構築の演習をして終了しました。

ストーリー・オブ・セルフではなぜ皆さんが子ども食堂の活動に取り組んでいるのか、その思いを聞くことができました。子ども食堂が単なる流行りとして広がっているのではなく、その実践の背景には一人一人の熱い思いがあり、そうした思いが共感されることで活動が広がっているということを、改めて確認する機会になりました。

関係構築は一人一人の思いをつなぐことで、組織の基礎となる信頼関係を地域の中につくっていく演習です。お互い、子どもを対象の活動をしていても、その活動内容はいろいろだということに気がつきました。そうした多様な活動の中にも、共通の価値観があり、その価値観、つまり子ども食堂が大切にしている価値観、について考える機会となりました。

最後はチームの目的、約束事(ノーム)、役割を決め、チーム名とチャントを発表して終了しました。皆さん普段から子どもたちと時間を過ごしているだけあって、クリエイティブで愉快なチャントが続出しました。

子ども食堂のような共通の活動をしている人たちが全国から集まってワークショップを提供することはCOJにとっても初めての経験となりました。日々、実践に取り組んでいる人たちに集まってもらったことで、改めてこのワークショップが生み出すパワーと可能性を実感する機会となりました。COJのミッションでもある「日本においてコミュニティ・オーガナイジングの実践を広める」ことは、こうした現場とのコラボを通して実現していくのだと思います。

今回の企画をご提案いただいたNPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークの栗林さんに改めて感謝します。

文責:室田信一(ヘッドコーチ)

門間 尚子

ワークショップに参加した動機は?

宮城県仙台市で「せんだいこども食堂」を運営しています。「こども食堂」の今後の展開を見据えてチームづくり・人材育成・ネットワーク構築などを模索していた時にNPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークの栗林さんからお声がけがあり参加させて頂きました。必読課題図書「コミュニティ・オーガナイジングとは?」を拝読したところ、私たちが目指す活動に必須である「共に力を育み誰もが社会を変えていく存在となるための『リーダーシップ』の実践」に、「ドンピシャ!」だったため大喜びで参加させて頂きました。

ワークショップに参加した感想は?

とりわけ「ストーリー・オブ・セルフ」の実践は忘れられません。自分自身が作り出していた「壁」を越えること・これまでの「経験」のどの部分に焦点を当てて整理をするのかができず、実践に至らないという大失敗をグループワークで経験しました。にも関わらず「参加者全員の前でストーリー・オブ・セルフをしてください」との指示が。準備の時間がないと慌てふためき、上手くできるのだろうかとの不安を払拭できず、逃げ出したいと泣きごとが浮かぶーそんな自分に嫌気を感じながらコーチとメンバーから受けたコーチングを基に話し始めました。数分後、気がつけば、ある方は目を真っ赤にし、ある方は涙していらっしゃる。また別の方は、力強く何度も何度もうなづいてくださっていました。私の「個人的な経験」が目の前の方たちと「共有された価値観」となり、そこにパワーが生まれることを感じた瞬間でした。私たちが現場で取り組んでいる活動の一つひとつは、小さなささやかなものです。ですが現場で感じ・考え・経験したものを、適切に相手に届けることができれば、それは必ずや大きな動きや形になるのではないか。私たちが目指す社会へ向っていけるのではないか?大失敗を経てそう思えるようになったことが、何よりもの収穫です。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

第一に時間の制約が「キッチリ」あること。制約があったおかげで、時間の大切をさらに痛感するようになりました。また同じ「1分」でもワークを受ける前後では、生み出すもの(内容・質)が変わりました。第二に、相手へ貢献しようという姿勢が強くなること。繰り返し行われるコーチングのおかげで漠然とではなく、具体的・現実的に相手に貢献しようとする姿勢がさらに強くなったように感じました。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

私たちのチームだけではなく、地域におけるチームづくり・人材育成・ネットワークの構築に活かしていきたいと思います。その基盤として、共に力を育み誰もが社会を変えていく存在となるための『リーダーシップ』の実践にも取り組みたいと考えています。

大畑 麻衣花

ワークショップに参加した動機は?

普段はNPO法人PIECESという団体でコミュニティーユースワーカー(CYW)という子どもたちに寄り添う大人たちが、様々な背景を抱える子どもたちと関係性を築いている現場で活動しています。その中で子どもたちとCYWとの関わりの質をメンバー全体で高めていくことに難しさを感じておりCYW同士が高めあえる風土づくりに悩んでいたため参加しました。また子どもたちが育っていく居場所に様々な大人を巻き込んでいきチームとしてメンバーの力を活かしあえる風土を作っていきたいと思っていたところだったため参加しました。

ワークショップに参加した感想は?

自分の体験や思いを語ることに力があるということを初めて知り驚きました。今まで自分がよいものと感じているものを、自分の思いで自信をもって語りその魅力を伝えることが苦手だったのでした。しかし、これから巻き込んでいきたいと考えている人々をどう捉えるかを知り、自分の思いを伝える意味や効果を知ることができたので、自信をもって自分の思いを語ることができるようになりました。また語り方を練習していく中で、自分が大切にしているものを改めて再発見し、捉えなおすことができ、改めて新鮮な気持ちで自分の活動に向き合えるようになったことも、参加してよかったと思う点です。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

理論と実践のバランスがうまく取れたワークショップで、発見や新たな学びが多いにも関わらず次の日から自分で再現し実践することができるようなワークショップでした(実際に自分の団体に参加したワークショップの一部をエッセンスとして持ち帰り、メンバー同士で実践することで共有することができました)。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

このワークショップで得た、人を巻き込む語り方を実践し自身のスキルや好きなことをもって子どもたちに関わってくれる大人をどんどん仲間にしていきたいと考えています。また自分の団体の仲間やファンを増やすだけでなく、このワークショップを体験することで得られる自己理解や他己理解の作用をメンバー同士で体感してもらうために、団体にこのワークショップを持ち帰り実践しています。

森田里佳

ワークショップに参加した動機は?

 平成28年度から自分自身の意識改革を考えはじめ、今回社内での回覧を手にしたときに「1.人々を行動に動かすための語り方、2.信頼関係の構築方法、3.チームの構成の方法、4.戦略・アクション作りの手法」の言葉に引かれ大変興味を持ちました。行事等の関係で2日間行けるかどうかのギリギリまで思案しての参加となりました。

ワークショップに参加した感想は?

 価値観、価値観、価値観、自分の中にある価値観は何なのかに悩み続けた2日間でした。考えていた以上に奥深く難しくて、最後まで理解できたかというと、そうではありませんが、2日間終えた後の何とも言えない感覚が頭と身体に広がっており、自分自身の中で何かが変わろうとするのを感じました。それは今でも続いています。これを掴むには、この時学んだことを行動に起こして経験していくことだと思っています。

今まで参加してきたワークショップとの違いは?

 新しい感覚で、これまでにないものでした。考えること、切り替え、実践、時間との戦い、そして生まれてくる仲間との一体感、そこには年齢や男女の性別とか肩書などのない自由なものであり、何よりもグループをサポートしていただいたコーチのアドバイスで一歩踏み出せたり、自分自身の考え方の偏りに気づくことが出来たりと新しい自分との出会いもありました。安心した環境の中で学ぶことが出来たのもグループのコーチお二人が2日間同じ方であったことだと思います。時間の大切さを実感し、タイムスケジュールどおりに進められているだけなのに頭と身体を集中させ課題に取り組んでいくのは、とても過酷でした。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

 今後の活動について、どう活かしていけばいいのか随分考え込みました。今の自分が出来ること、土台は常に強いストーリー・オブ・セルフでありまた、アス、ナウ、につなげる。今まで地域福祉は社協が推進していくと考えられてきましたが、現在においては様々なところで地域福祉の言葉を使われるようになりました。この状況の中で、社協が地域での課題や問題について、セルフ・アス・ナウで共通の関心と価値観を考え、行動していくように取り組むことが必要であると感じています。その中でも、時間をしっかり管理しながら進めていくことや、ゴールを意識していくことも考え、経験したことを日々実感できる環境を作り、職場に浸透させていきたいと思います。

第4回コミュニティー・オーガナイジング・ワークショップ in 久留米

 2017年12月17日と18日に聖マリア学院大学(福岡県久留米市)にて第4回目となる久留米でワークショップを行いました。

今回は平成29年度厚生労働省の「保健福祉分野における民間活力を利用した社会的事業の開発・普及のための環境整備事業」の一環でコミュニティー・オーガナイジングワークショップin久留米(第4回)を開催いたしました。

 「地域づくり」を実践していくスキルを学びたいという思いから集まった社会福祉関係者、行政関係者、大学職員、NPOなど総勢27名が参加いたしました。コーチ陣は岩手県、京都、COK(コミュニティー・オーガナイジング・久留米)で行いました。

今回のワークショップでは2日間で「コーチング」「パブリックナラティブ」「関係構築」「チーム構築」「戦略」「アクション」を学んでいきました。参加された皆さん、「?????」の連続でしたが自転車に乗りまくりました。

 「コーチング」ではコーチは質問と言い換えを繰り返しながら相手の課題を探る事に苦戦していました。

「自分の話をうなずきながら聞いてもらえると安心して話すことが出来た」や「自分と似た課題を持った人をコーチングしながら自分の課題も整理する事が出来た」といった声がありました。

 「ストーリーオブ・セルフ」では、「たった2分間で価値観なんて話せない」と言いつつ、皆さん挑戦していきました。

2日間の中で初めての班ワークでしたが1人1人のセルフを聞いて距離が一気に縮みました。自分の事を伝えるのには勇気がいるけど、「想い」を伝えることって大切だと感じました。

 「関係構築」「チーム構築」で各班の色が現れてきました!!!

関係構築で出た「価値観」「関心」「資源」を班で共有しました。

価値観と関心の違いが難しいと迷いながらも共有目的・チーム名・チャントを作りました。

 

 「ストーリオブ・アス」では1日目を振り返りながら会場で共有した体験や印象的だった場面から見える価値観を考え、2日目に対して希望を描きました。

参加者の皆さんをつなぐ物語を語ることで、会場に不思議な一体感が生まれました。

 2日目はチーム構築で出来た共有目的から「戦略」を練っていきました。

「遊びたくても遊べない子供」や「地域との繋がりがうすい高齢者」などの同志・関係者が持っている資源を活かして戦略的ゴールを作っていきました。

他の班にコーチングしてもらうことで抽象的だった部分が具体的になっていき深い戦略が出来ていきました。

 「アクション」では自分達で考えたキックオフイベントに誘う練習をロールプレイングでゲーム感覚で楽しく学んでいきました。

「ストーリオブ・セルフをしっかり話してから背景を言うと約束を取り付ける事が分かった」「背景をしっかり把握しておかないと人を誘うことが出来ない」などの声がありました。

最後は円になって2日間の振り返りを行いました。

「ここに来るまで「?」だらけだった。」

「受講したらすぐ持って帰って実践できると思ったが、自分で勉強しなきゃと思っている。」

「具合も悪かったけど、頭の熱が心の熱に変わった。語らなければ変わらないこと知った。」などの感想を頂きました。

2日という時間を捻出して参加された今回のワークショップ。

たくさん、自転車に乗って転び回った2日間。

参加者の皆さん、学んだから終わりとはなっていませんでした。

学んだCOを自分たちの地域・職場でどう活かしていくのかとまた新しい自転車に乗ろうとしている様に感じました。皆さん、2日間お疲れ様でした。

文責:奈良田 知大(サブコーチ)

https://m.facebook.com/cokurume/

 

安達真依

ワークショップに参加した動機は?

 2017年9月に開催した久留米WSの時に誘われていたのですが、日程調整が出来ずに見送っていました。その時に参加した人たちが「すごくよかった!!」と言っていたのを聞いて、今回参加することを決意しました。

ワークショップに参加した感想は?

 こんなにもたくさんの人と話したことはなかったんじゃないだろうかと感じた2日間でした。講義の合間に隣の人と話す時間があり、最初はやはり同じ人とばかり座っていましたが、席を変えてくださいと言われ毎回どんな人が隣に来るんだろうとわくわくしました。

 そうして色んな人と話すのも面白かったし、逆にチームのメンバーは2日間ずっと一緒にいたので絆が深まりました。関係構築の楽しさを知りました。

 内容もとても面白く、全てを使いこなすのはなかなか難しいかもしれないと感じましたが、セルフや関係構築など部分的に活用していくことは出来そうだなと思えたので、使っていきたいです。

 

今まで参加してきたワークショップとの違いは?

 座学と実践がちょうど良いバランスでした。講義の内容が面白かったし、それについて隣の人やチームのメンバーと語る機会があったので改めて学びが深まりました。インプットだけでなくアウトプットの時間があったのはとても良かったと思います。また、ワークショップがどれも実践に繋げやすい内容で、今後に活かしやすいと思いました。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

 まずは自分のセルフを語れるようになりたいと思いました。セルフを使って関係構築をこなしていきたいと思います。戦略は難しかったので、少しずつ試していけたらと思っています。また、コーチの方にしていただいたようなコーチングが少しでもできるようになれたらと思います。

田中麻乃

ワークショップに参加した動機は?

 議員活動をしていると、住民が地域のことを他人ごとのように発言することを耳にします。住民一人一人が地域のことを考えて「自分の住んでいる地域は自分できめる」自分事として行動していけたら、もっといい地域になるはずだと日々思っています。

 どうやったら住民を巻き込んで、もっと地域や政治に興味をもってもらい行動をおこしてもらえるのか、ずっと考えている中で、もっと人を巻き込んでいく力を高めたいと思い参加しました。

ワークショップに参加した感想は?

 自分が理想とする行動の起こし方と全く同じで、座学もワークショップも真剣に取り組むことができました。自分に共感してくれる仲間を一人でも多く作り、一人ひとりが主体性をもって活動するからこそ大きな行動が生れる、まさに自分がやりたいことだと改めて感じました。

 ワークショップでは、今までいかに自分が深く人の話を聞けていなかったのか、人の言葉を引き出せてなかったのか痛感したこともあり、このワークショップで学んだことを日々実践していきたいと思います。 

今まで参加してきたワークショップとの違いは?

 少人数でのワークショップではサポートしてくれるコーチがついてくれて、相手の深層まで届くような話の聞きだし方や、論点の確認までしっかりやってくれたことで安心して取り組むことができました。

 参加者の方々も前向きで真剣に取り組んでおられて、全く背景が違う者同士がこの二日間で結束力がうまれ、本当のチームになれたと感じました。自分だけのスキルアップではなく、チームとしての力も高めていけるワークショップだったと思います。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

 議員任期の4年間で、まずは自分の身近な子育て世代や、政治に興味が薄い若者世代を中心に、地域のことを自分事として考えて行動する人を一人でも多く増やしていきたいと考えています。

 地域の困りごとや要望を議員に頼んで終わりではなく、住民一人一人がその問題に対してどう考えて仲間を作り行動していくのか、コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップで学んだことを活かしそのサポートができる議員を目指して日々活動していこうと思います。

2017年12月2-3日、東京にて第9回COJ主催コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップを開催しました!

2017年12月2-3日、汐留ビルディングにて「コミュニティ・オーガナイジングワークショップ」を開催いたしました。老若男女問わず、育児・働き方・文化保全・再チャレンジ・性等多様な関心・ライフステージで活動されている総勢33名が参加され、コーチ陣を含める青森から九州まで、日本全国から人が集う場となりました。

今回の参加者は、女性のエンパワメントをされている学生・新社会人をはじめ、現職の議員や労働組合など社会活動に参加されている方がたでした。コミュニティオーガナイジングにおける「同志」の観点では、日々育児に向き合っていらっしゃるお父さま・お母さまや、発達障害の方々のコミュニティ作りをされている方もいらっしゃいました。

初めて出会う方々同士ということもあってか、日程前半では場の空気を読んでいるおずおずとした空気を感じましたが、講義やワークの都度行われるペアトークの際に「まだ話していない方と是非話したい」と、自然に席を移動して繋がりを増やしていこうとされる様になり、「踏み出す勇気」「互いに学びを深め合いたい意欲」を感じることが出来ました。講師の問いかけになかなか最初の手が挙がらなかった方々が、2日間の終盤には、前に出て話す方に「がんばれ!」「大丈夫!」と自然に声をかけるようになっていったのが印象的でした。

機材トラブルに見舞われコーチサイドからも不安な表情が見えた初日。「いったいどんな場になるのだろう?」と不安と期待の入り混じる表情で講義を聴きはじめ、最初のコーチング実践では「どうしても活動ばかりを訊いてしまって…」と普段と違う会話のものさしに戸惑ったり、「こんなにじっくり聴いてもらえることがないので嬉しかった」と希望を得たり。この後も2日間、講義と実践、共有を繰り返していきました。

「ストーリーオブセルフ」を通じて自身と他者の価値観に触れ、「関係構築」のワークで共通点を見出していく。「目の前の育児に関心がある私と、22世紀に遺したいものに関心のあるお相手の共通点ってなんだ?」「成長、という言葉が嫌いなのですが…」と、不安そうな表情を見せていらっしゃった参加者が、「世代を繋いでいく“ひと”を大切に想う気持ちは一緒なのではなかろうか!」とか「『どういう意味合いで“成長”という言葉を使っていらっしゃるんですか』と尋ねてみたら、大事にしたいと想っているものが一緒でした!」と、手応えを得て顔を綻ばせる様になりました。

 

『cant take my eyes off you(君の瞳に恋してる)』の高揚感溢れるBGMの中始まった2日目。参加者の挙手も発言もスムーズになり、「戦略構築」では活発な議論があちこちで交わされていました。ポストイットと模造紙を活かして次々にプランを出していくチーム、冒頭から全員が立ち上がって触発を大事にするチームなど特色豊かな学びの姿勢が見られました。

「チームー!ワン、ツー、スリー! へーんしんっっ!!」(コーチ一同)

はじめは居た堪れない空気に包まれたチームチャント。6チームそれぞれが「キャンペーン」づくりに頭をフル回転させた後のわずかな残り時間で、チーム名と共にひねり出したチームチャント。「あれ、やってみたら楽しいじゃん」と気付いてしまったチームチャント。いかがでしたでしょうか?考えぬいたプロジェクト、実現をイメージしたイラストと併せて、声を合わせたチャントの発表で会場の一体感が高まりましたね。僕は大好きです。

「エナジャイザー」、「アクション」もそうですが、身体を動かして得られる心のほぐれる感覚とか一体感って、真剣に考える場だからこそ大切なんじゃないかなぁと思います。

そして最後のパブリックナラティブ。切々と語られた「皆さんそれぞれにあるはずの大切にしたい、瞬間」。自身にとっての大切にしたい人、こと、時間を思い返されたのではないでしょうか。登壇者それぞれの、勇気を振り絞って立つ姿、声を震わせながらも真っすぐに言葉にし続ける姿を目の当たりにして、ストーリーの力を強く、感ぜられました。参加者に伸びを促して気付いていなかった「顔のほころぶ瞬間」のアス感を醸成された着眼点には唸らされました。

延べ20時間を超える長丁場の2日間。常に時間に追われ、「自転車に乗ろう!」と背を押し出される2日間。一緒に過ごした仲間たちとの振り返りです。

「“聴く“ことばかりに躍起になっていたけれど、自分も勇気を出して価値観を伝えることが大事だとわかった」

「自身と全然違う活動をしている方々とも、想いを同じくすることができると勇気をもらえた」

「ことばを大切にしたい。そこに込められた相手の想いをちゃんと知ることも含めて」

「いつも接している人のセルフを聴いて、知らなかった一面やルーツを知ることができた。もっと話したい」

「2日間を通じて勇気をもらえた。どんどん声を出したいと思うようになっていく自分に気付いた」

実感のこもったたくさんの、学びの感想をいただきました。

「自分の会社でキックオフ、やってみようかな」と実践への意欲を話す方もいらして、前へ進む力強さを感じました。こうやってコミュニティオーガナイジングが盛り上がっていくことを期待し、応援して参ります。一緒に頑張っていきましょう。

文責:岡田 学 (コーチ)

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