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第2回福祉現場の方向けのコミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ

2015年7月11日(土)、12日(日)に東洋大学の白山キャンパスにて、福祉関係者向けのコミュニティー・オーガナイジング・ワークショップを開催致しました。

本ワークショップでは障害者や要介護高齢者、引きこもりの方や生活困窮者などの支援を福祉の現場で実際に取り組まれている14名の方にご参加頂きました。

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「共感を得られるストーリーを話せるように」
「自分の地域の課題解決のために」

まさに今、福祉の現場で日々様々な課題と向き合っている参加者の皆様のアツい意気込みとともに二日間に及ぶハードなワークショップはスタートしました。

参加者は4−5名のグループに分かれ、まず「なぜ自分がこの活動に取り組んでいるのか」について自分にしか語れないストーリーで共有します。日々忙しく様々な問題に向き合って取り組んでいる方達だからこそ、なかなか自分に向き合う時間は取れないものです。本ワークでは短い時間ですが、徹底的に自分に向き合う時間を取りました。ストーリーテリングのワークを繰り返すことで、自分の想いが徐々に言語化され、人々を動かす力強いストーリーが創り上げられていきます。

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 さらにストーリーで繋がった参加者は、自分たちが目指す社会を共有し、それを達成するための戦略を立てます。「安心・安全な社会」「つながりのある地域」「社会的な孤立を無くす社会」を実現するために、それぞれ【防詐欺訓練】、【コミュニティカフェ】、【お寺カフェ】といったユニークなプロジェクトが立案されました。

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  また二日目の最後の振り返りの中では、「明日から自分の現場、仕事に早速実践したい。」という声も多く聞かれました。コミュニティーオーガナイジングは市民1人1人の声と想いを結集して、社会を変える大きなパワーに変える手法です。今回参加して頂いた皆様が、まさに今自分が取り組んでいる問題にコミュニティーオーガナイジングを実践し、草の根レベルにまでに活動が広がっていった先に、実現すべき未来が待っています。

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今回のワークショップが、社会を変える第一歩となるよう、今後もこけてもこけても自転車に乗り続ける気持ちを大切にしていきましょう!

 COJスタッフやワークショップの参加者コミュニティは、いつでも自転車の後ろで支える準備はできています。

 

 

「社会を変える第一歩を学ぼう」Changemarkers Academyで第2回コミュニティオーガナイジングワークショップを実施

2015年6月14日、15日にChangemarkers Academy(※)の参加者を対象に
第2回コミュニティ・オーガナジングのワークショップを実施しました。

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前回の投稿でお伝えした通り本ワークショップは、
第1回(5月16.17日)リクルーティングワークショップ
第2回 (6月13.14日) 戦略ワークショップ
の二部形式で構成されております。

今回は前回学んだパブリック・ナラティブと関係構築を用いて、
チームメンバーをリクルートし、キャンペーンチームでの参加が条件となっていました。

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参加者は約一か月の間1on1による関係構築を数多く実施し、
「長い間一緒に仕事をしてきて、同じ価値観を共有できているつもりでいたが実際は違っていた。」
「共有する価値観を持つ相手を見つけるのは難しいが、価値観が共有できる仲間と行動するのが楽しみ。」
と、むずかしさを感じながらも、失敗しても学びが多かったという声が聞かれました。
そしてChangemarkers Academyのメンバー外との関係構築に成功し、新しいメンバーとチーム構築に成功した参加者もいました。

そして、価値観を共有したチームメンバーと共に、リーダーシップチームの構築・戦略・アクションを学びました。

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実際にアクションを起こすとなると戦略を考えるにも力が入ります。
「本当にこの戦略で仲間を増やすことができるのか。」
「期限内に戦略的ゴールを達成することができるのか。」
「そもそも私たちはなぜこの問題に取り組んでいるのだろう。」
頭を悩ませながらも真剣にワークショップに取り組む参加者が印象的でした。

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また今回はChange.orgとのコラボということもあり特別に「効果的な署名キャンペーン」についても学びました。
「効果的な署名キャンペーン文章とは何なのか・・・?」
と考えるうちに使っている単語こそ違うものの、コミュニティ・オーガナイジングで重要とされている
「困難・選択・結果」がまさにポイントとなっていることに気づき、
「協力を求める相手に対しての伝え方」という点において多くの共通点を見つけることができました。

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7月11日にはChangemarkers Academyの卒業式が予定されおり、
各チームのキャンペーンの進捗状況が報告されます。
いよいよ動き出した各チームがどのようにキャンペーンを繰り広げていくのかがが楽しみです!

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※オンライン署名サイトを運営するChange.orgとコミュニティ・オーガナイジング・ジャパンが共同で企画した一人一人の気持ちを具体的なアクションに高め、私たちの手で社会を変えるための、具体的な方法を学    び、実際にキャンペーンを実行するプログラム。

レポート: 忠村佳代子

【7月25日・26日外部団体主催】コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ  in OKAYAMA

岡山市内で活動するNPOリーダー及びリーダー候補者の皆様!

第三者の共感を獲得する手法、社会の変革を想定した計画を立てる手法を同じ立場の人たちとともに学んでみませんか?
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆
コミュニティ・オーガナイジングとは?
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市民1 人ひとりの力は小さいが、沢山の力が合わさることで強い力が生まれ、問題解決に立ち向かえるようになる。

そのために市民1 人ひとりが主体性を伸ばし、共有する価値観のもとに協力し、共に学び成長しながら、問題解決を目指すことを「コミュニティ・オーガナイジング」といいます。
コミュニティ・オーガナイジングの提唱者であるマーシャル・ガンツ博士は2008年の米大統領選挙でバラク・オバマの選挙参謀として、オバマ現大統領を誕生させたことでも有名です。

<対象>
岡山市で社会問題の解決に取り組む、リーダー及びリーダー候補者
例:NPO リーダー、市民活動のリーダー、ソーシャルビジネスのリーダー
(企業規模や役職に関わらず)、各種専門家など

※全日程参加できることが条件です。
  (部分参加不可)
※岡山市が活動地域に含まれていれば、
 主たる活動地域及び在住地域は問いません。

<日時>
7 月25 日(土)、8:00~19:00
7 月26 日(日)、8:00~18:30

<会 場>
旧内山下小学校
(岡山県岡山市北区丸の内1丁目2-12)

 ≪アクセス≫
 一般駐車場はございませんので、
 できる限り公共交通機関でお越しください。
 ●徒歩:JR 岡山駅より徒歩約15 分
 ●路面電車:東山線「城下」下車すぐ  
 ●バス:宇野バス「表町入口」下車すぐ
 ●車:岡山ICから約20分
    最寄りの有料駐車場をご利用ください。

<参加費>
5,000円(資料代実費)

<定員>
25名(先着順)

<託児について>
託児を希望される場合は事前のお申し込みが必要です。以下の連絡先までお子様のお名前、性別、年齢、留意事項等をお知らせください。

<申込み方法>
お申し込みフォームからの送信、
もしくは下記問合せ先まで
メール・お電話にてお申込みをお願いいたします。
●申込み必要事項:お名前、団体名、団体での役職、ご連絡先(電話・Email アドレス))

≪お申込みフォーム≫
https://goo.gl/WskNWK

※お申し込みを受付した方には
事務局から事前課題(資料)を送付いたします。
当日までに熟読のうえ、ご参加ください。

※お申込みから一週間以内に返信のない場合、受付が完了できていない場合がございます。お手数ですが、ご連絡をお願いいたします。

<主催 >
ESD・市民協働推進センター

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆
 問合せ・申込み先
◆ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ESD・市民協働推進センター
運営時間:月~金(祝日除く)9:00 ~ 17:00
TEL:086-803-1062  070‐5055-7589
メール:email hidden; JavaScript is required

※参考情報※
コミュニティ・オーガナイジングについてメディアで掲載された情報です。
どのようなものかご関心のある方はご覧ください。
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■クローズアップ現代
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3448_all.html
2013年12月にコミュニティ・オーガナイジングをハーバード大学ケネディスクールで教える
マーシャル・ガンツ博士が来日された際のWSの様子が2014年1月のクローズアップ現代で
取り上げられ、大変な反響を呼びました。
動画もございますので、おすすめです。
 
■ガンツ博士対談
http://communityorganizing.jp/ganz_katsube/
深田恭子さん主演のNHKドラマ「サイレントプア」のモデルになったことでも知られる
大阪府豊中市社会福祉協議会の勝部麗子さんとガンツ博士との対談です。
勝部さんは2013年12月WSの参加者でもあります。
 
■ジャーナリスト・下村健一氏の「知ってる?この話?」に代表鎌田が出演
http://communityorganizing.jp/about/media/media-10/
 
■受講者の声
過去に同様のWSに参加された方からコメントを頂戴しています。
http://communityorganizing.jp/workshop/voice/
 
■COJ代表・鎌田氏のハフィントン・ポスト・インタビュー
http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/11/community-organizing-kanoko-kamata_n_4580830.html?just_reloaded=1
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◆「日が合わない!」という方へ。
日程が合わない。でも今後の情報が欲しい方は『つながる協働ひろば』に「いいね」をどうぞ!
社会の課題解決を目的とした講座や研修の案内、
取組事例などをご紹介しております。
https://www.facebook.com/kyoudouhiroba

太田 啓子

ワークショップに参加した動機は?

 自民党憲法改正草案に強い危機感があり、この実現を止めたいという思いから、2年ほど前から、出張憲法勉強会「憲法カフェ」を各地で行っています。目的は、「憲法のことなど初めて勉強する」という初心者に、憲法のことをまず知ってもらい、憲法改正をめぐる政治状況に主体的にアプローチする市民を増やすことです。

 カフェやバー、幼稚園など意外性が高い場所で行う、女性誌に記事を掲載してもらうなど色々なことをしてきて、ある程度手ごたえはあるのですが、今までは全て独自に手探りの試行錯誤でやってきたので、手法論自体をきちんと勉強してみて憲法カフェ拡散に生かしたいと考えました。

 やってきて一番の課題は、まだ関心がない層へのアプローチ方法です。この社会では政治にアレルギーが強く、憲法というテーマ自体が堅く縁遠く感じられがちなので、その敷居をどう下げるか、どうアプローチするのが効果的なのか考えるヒントがほしいと思って参加しました。

ワークショップに参加した感想

 とても参考になりました。勉強になったとはいくつもありますが、まずは冒頭、「市民運動で一番大事な資源はなんだと思いますか?」「時間なんです」ということで、何をやるにもきっちりタイマーで時間を測って、一定の時間で、粗くてもとにかく必ずアウトプットを出すということ自体、とても意味があると感じました。アウトプットについて必ず自分以外の人に見てもらって意見をもらい、ブラッシュアップしてまたアウトプット、というプロセスで、内容がどんどん洗練されていくのを見るのは面白かったです。

 一番印象に残ったのは、他の方の話を聞いていると、話者自身が一番感情を揺さぶられた瞬間が情景が浮かぶようにビビッドに表現され、話者が何に最も揺さぶられて動こうとしているのかという動機が、感情を抑えずに語られると、聴衆もそれに共鳴して揺さぶられるということでした。性別も年代も職業も全く違い、共通の属性が少なそうな方のお話に共鳴し揺さぶられるのには偶然ではない、何か必然的な理由があるのだと実感しました。個人的な経験や感情は属人的で限定的であるかのように感じがちですが、おそらく、掘り下げていくと何か普遍的なものがあるということで、それを表現できると他の人の気持ちも揺さぶるということなのかなと感じました。掘り下げていく過程がコーチングなのだと理解しています。自分で自分にコーチングすることはなかなか難しく、やっぱり誰かにコーチングしてもらうことが有用なのだとも実感しました。

COを今後の活動にどう活かしたいか?

 今まで私がやってきた憲法カフェで、よく、参加者から聞かれた感想に「すごい熱意だと思った」「すごい熱量の人がきた」というようなものがあり、話の内容自体ではなく私が熱くなっていることについての感想があったので、私の話の内容がまだ稚拙で、そちらがより印象深くなっているのかと少々恥ずかしく思っていたところもあるのですが、これでいいのかもと、何かこの現象に裏付けを与えられたように感じました。ありがたいことに憲法カフェ参加者が次の憲法カフェを企画したり、新しい参加者をよんでくるという連鎖が続いているのですが、それは、私がなぜこれを一所懸命やって熱くなっているのかという動機が伝わって、一緒に熱くなってくださっているからということなのかなと思っています。

 憲法についての解説内容や話し方をブラッシュアップすることももちろんなのですが、この、私がどうしてこういうことをやるようになったのかということをより簡潔に、よりビビッドに、話す工夫をすると、「一緒にやりたい」と共鳴して頂ける効果が高くなるのではないかと感じているので、そのように活かしてみたいと思っています。

鈴井 豪

ワークショップに参加した動機は?

私は現在、米国のNPO法人でプログラム・コーディネーターとしての役割を担っています。その一つのタスクとして、そのNPO法人が運営しているプログラムの過去の参加者によるコミュニティを日本で構築することがあります。どうしようかと思案していた際に、COJのワークショップを見つけました。COJのホームページを拝見し、COがこの自分のタスクだけでなく、今後の人生でも必ず必要になると直感的に感じました。具体的には、私は将来ステークホルダー間の調整役としてのコーディネーターという役割に強い関心があり、COのスキルはそれにも必要と考え、参加することを決めました。

ワークショップに参加した感想

参加者の多様さに驚きました。様々な社会問題に関心のある方々が集まっていて、今まで自分が見聞きしたことのない問題に取り組んでいる方もいらっしゃいました。こうして自分の見聞を広められたことに加え、分野は違いますが、社会をよりよくしたいという想いを持った仲間が多くいることに勇気づけられました。

また、COの一連のプロセスは文字通りのCommunity Organizingだけでなく、非常に広範な利用可能性を持っていることに気づきました。コーチングは日々の暮らしで実践できますし、Story of Self, Story of Us, Story of Nowの一連のプロセスはCOだけでなく、自分を見つめ直す自己反省や友人の相談にのることや就職・転職活動等にも広く活用できると感じました。それだけに意識的に練習するように心がけ、早く自分のものにしたいと強く思っています。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

今まで私が参加したワークショップ(WS)では類似した問題関心を持った人が集まるものでした。様々な問題関心を持った人々に会えるCOJの場は、自分の視野を広げるためにもとても有意義でした。COJの2日間のWSだけでもそれまで知らなかった社会問題を知ることができ、それぞれの問題に対して熱心に考える仲間に出会えるという点でも他のものとは違うと思いました。 

WS中の演習では、コーチと同じグループのメンバーからのフィードバックをもらいながら講義の学びを実践する形でした。メンバーによるフィードバックはCOの一要素であるコーチングの練習としても位置付けられ、とても多くの実践機会が用意されていました。「座学で学んだものをすぐに実践しその型を身につける。」当たり前のようにも聞こえますが、このようにしっかりと体系的に学べるものもあまり他にはありませんでした。 

そして何より、COJのWSでは「その場で終わらない」という感覚がとても強かったと思います。私の今までのWSでは参加するその場のみで完結するものが多いように感じていました。COJではWSが終わったのちに「ここからがスタート」という感覚が強かったです。

COを今後の活動にどう活かしたいか?

COは一連のプロセスとして非常に広範な利用可能性を持っていると考えています。日常会話からキャンペーン実施まで多岐にわたると思います。短期的には今私が携わっているNGOの中のチーム組織整備にぜひ活用したいと考えています。組織それぞれのメンバーがStory of self, Story of Us, Story of Nowを語り、より魅力的なチームになるようにしたいと考えています。 

長期的には私の将来の目標に大きく影響すると考えています。私は将来的には「開発と自然環境保護」の均衡点を見出していき、あるべき自然環境を将来の世代に残すことに尽力したいと考えています。そのためには、市民セクター、企業セクター、政府セクター等あらゆる人々の協力を得るように活動しないといけないと考えています。その際にCOで学んだことを日々の生活で磨き、将来的にうまく活用できるようにしたいと考えています。

多彩なバックグラウンドを持つ人とコミュニティ・オーガナイジングを学ぶ~SPRING2015 コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ~

2015年5月23日(土)、24日(日)に六本木一丁目のウィルソン・ラーニング ワールドワイド株式会社 本社にてコミュニティー・オーガナイジング・ワークショップを開催しました。
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本ワークショップは、誰でも参加できる導入編として開催されました。参加者の中には、社会問題の解決に関心のある又は、草の根活動を広げたい行政職員、NPO職員、大学生、弁護士、会社員など、様々なバックグラウンドを持つ方29名が参加されました。
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参加者は5−6人チームに分かれ、価値観の話し合い、メンバーの想いやリソース方々が重なり合う部分を探して活動計画を立てました。この疑似体験を通じて「残業時間ゼロ」「貧困層の大学入学」「子育てなやみカフェ」「福島でのコミュニティ作り」「運送業界の業務改善」など、さまざまなプロジェクト案が産まれました。
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参加者からは、今回のワークショップを通じて、「普段出会えない様々なバックグラウンド方との出会いの機会になった」「たった2日間でこんなに具体的なプロジェクト案ができるとは思わなかった、ぜひただの案で終わらせず実現できるようメンバーでもう1度集まりたい」「大学生で働いた経験がないにも関わらず残業を減らすためのワークライフバランスを真剣に考え、過去の経験や普段接する周りの人との何気ない会話を掘り起こし、当事者意識をもち勧められることに気づき、コミュニティー・オーガナイジングの力を実感した」等のコメントがありました。
 
2日間の最後に5名が代表して、各3分間のパブリックナラティブを発表した。鳥肌が立つほど引き込まれる話の中には、自分の価値観、活動内容、そしてなぜ今やる必要があるのかが完璧なまでに組み込まれていました。2日前は他人だった29名に、仲間としての結びつきが産まれました。
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レポート:堀田真代

「社会を変える第一歩を学ぼう」Changemarkers Academyでコミュニティオーガナイジングワークショップを実施

2015年5月16日、17日にChangemarkers Academy(※)の参加者を対象にコミュニティ・オーガナジングのワークショップを実施しました。

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Changemakers Academyでは女性の活用が叫ばれる今、「普通の人」である私たちがリーダーとなり「社会を変える」ための変革をどのように起こしていく方法を実践を通して学びます。

本ワークショップは、
第1回(5月16.17日実施)リクルーティングワークショップ
第2回 (6月13.14日予定) 戦略ワークショップ
の二部形式で構成されております。

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人が行動を起こすとき、そこには必ずストーリーが生まれます。
また、人が動くときにはまず心が動かされるものです。

なぜ自分が行動を起こしたか、自身のストーリーを語って聞き手の共感を呼ぶこと(=Story of Self)。

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聞き手と自分自身が共有する価値観や経験といった“私たち”のストーリーを語り、コミュニティとしての一体感を創り出すこと(=Story of Us)。

いま行動を起こすことについてのストーリーを語ることで、共に行動する仲間を増やすこと(=Story of Now)。
これらが組み合わされた、人の心を動かす物語を、パブリック・ナラティブ(公で語る物語)と呼んでいます。

また、活動を継続的に行なうためには、メンバー同士の強い関係を構築することが鍵となります。
共通の目的を持ち、互いに、関心を持ち合い、成長し学び合える関係であることが必要です。
さまざまな関係構築の方法がありますが、コミュニティ・オーガナイジングでは特に一対一で話すことによって関係を構築していくことが重要となります。

今回のワークショップでは、パブリック・ナラティブの語り方を学び、仲間と関係を構築するための一対一会話の方法を学びました。

最初は人前で話すことに緊張していた様子の参加者もいたのですが、最後は参加者全員で円になりながら、今自分がここに来ている理由」を一人一人が熱く伝えていました。

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参加者からは
「ストーリーの持つパワーを実感させられた。」
「今まで自分の価値観が分からず、当たり前だと思ってやっていたが、話すことで自分の価値観を発見した。
その発見が自分が社会に対してやりたいことをさらに明確にしてくれた。」
「コーチングされることで自分のやりたいことが明確になったと同時に自分の弱みに気づけたしそれを乗り越えて頑張りたい。」
などの声が聞かれました。

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参加者は次回までに関係構築(1on1)を実施し、チームを構築してチームメンバーと共に6月の戦略ワークショップを受講することになっています。

6月の戦略ワークショップで生まれるキャンペーン、「社会を変える第一歩」に立ち会える瞬間が今からとても楽しみです。

※オンライン署名サイトを運営するChange.orgとコミュニティ・オーガナイジング・ジャパンが共同で企画した一人一人の気持ちを具体的なアクションに高め、私たちの手で社会を変えるための、具体的な方法を学    び、実際にキャンペーンを実行するプログラム。

レポート:忠村佳代子

2015年度社会創発塾コミュニティー・オーガナイジング・ワークショップ

2015年4月11日(土)、12日(日)に国立オリンピック記念青少年総合センターにてコミュニティー・オーガナイジング・ワークショップを開催しました。

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本ワークショップは、第三期社会創発塾(※)の塾生を対象にし、今後実際にプロジェクトとしてキャンペーンを立ち上げていくことを前提として実施致しました。

 

社会創発塾では第二期生に対してコミュニティ・オーガナイジング・ワークショップを実施し、実施後の塾生の活動において非常に有用であったとのことにより、第三期生に対しても、ワークショップの開催依頼があり、実施する運びとなりました。

 

社会創発塾では、塾生自身が「教育」「医療・バイオテクノロジー」「街おこし」「オリンピック・パラリンピック」といったテーマのプロジェクトへ参画し、それらの実践を通してソーシャルプロデューサーとしての学びを深めていきます。

第三期は2015年2月にスタートし、塾生が各々興味のあるプロジェクトへの参画を表明した段階で、本ワークショップの開催となりました。

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参加者からは、今回のワークショップを通じて、「プロジェクトを通じて起こしたい変化やそれに至る戦略等を議論することが出来、今後の実践に向けた足がかりとなった」というコメントや、「この二日間を通して塾生同士の繋がりが深くなったと感じた」等のコメントがありました。

 

濃い二日間を通して、パブリックナラティブ終了後には一気に塾生同士の結びつきが深くなったような、暖かい一体感が出来たのが印象的で、社会創発塾において、これから共にプロジェクトを進めていくにあたり、有用な機会になったのでは、と考えております。

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※:社会創発塾:http://socialemergence.jp

世の中を創発するソーシャルプロデューサーになるためのプロジェクト(「教育」「医療・バイオテクノロジー」「街おこし」「オリンピック・パラリンピック」といったテーマを提供)へ参画しながら、参加する塾生が自ら実践しているプロジェクトへの相互プロデュース・コラボレーションを企画・実行していきます。

中野圭

ワークショップに参加した動機は?

「仲間の増やし方」を学びたい、というのが大きいです。別に友達がいないわけではないですが(笑)、何かを達成するためには核となって動く(動かす)存在、「仲間」がやっぱり必要で、その広がりに限界を感じていました。どうしたら共感をえられるか、どうしたら動いてもらえるか、今の自分の中で最大のテーマだったんです。コミュニティオーガナイジングは、どうやってそのような仲間を集めて目的を達成していくかについて有効な手法だと聞いておりました。その機会を岩手で得られるということでの期待と、自分がそれを身につけられるだろうかという不安を抱えながら参加しました。

ワークショップに参加した感想

時間がない笑。とにかく考えてる時間はなくて、「やってみて失敗してみる」の繰り返しでした。でも世の中たっぷり考える時間があって事に臨めるなんてことはなくて…失敗から学ぶほうがずっと実践的です。ワークショップの中では「自転車に乗ってみる」という表現をしていましたが、むしろ「一輪車に乗ってみる」くらいの感覚に近いかなと思います。確かに、乗り方をいくら教えてもらったところで転ばなければ乗れないんですよね。

あとはワークショップを通して出会った友は、想像以上に仲間意識が生まれます。タイトなスケジュールの中でのワークショップという特別な時間を共有した、戦友とも言える存在との出会いは大きな財産ですね。ワークショップ中はニックネームで呼び合うので、いまでも本名も知らないけど、強い結びつきは得られました。

COを今後の活動にどう活かしたいか?

人と話すときには意識するようになりましたね、「あ、今もう少しセルフ出したほうがいいかな?」とか笑。正直一回ワークショップを受けたからといって、私が世の中に大きなインパクトを与えられる存在になったかといえば、もちろんそうではないです。だからこそ普段から少し意識していくことで、価値観を共有するための感性を磨いていきたいです。そのためのベースになる理論と、感性の研ぎ澄まし方を学べたので、あとは実践して「仲間」を増やします!ふとした場面で適応できる感性が、そしてそのための訓練と実践が、仲間をえるステップだと実感しました。自分一人ではできないからこそ、仲間が必要になる。そのためにワークショップで学んだことを一つずつ試していきたいと思います。

小堀惇

ワークショップに参加した動機は?

私は青森県内の法律事務所で業務をしていますが,仕事柄,悩みや困難を抱えた方からお話を聞きます。相談にいらした方のお話を聞くと,自分が見てきた世界というのは世の中のごく一部にすぎないのだと実感することが多々あります。これまで,私としては,可能な限り,その悩みを解決できるようにと仕事をしてきました。ただ,他方で,私一人では私が業務として受任した方にしか関与できない,法律事務所まで一人ではたどり着けない方々にとっては何も変わらないということに,ある種のもどかしさも感じていました。

これまでの自分とは違った方法で社会にアプローチをすることはできないのかな,とぼんやりと考えていました。そのような気持ちを抱いていたときに,コミュニティ・オーガナイジング・ジャパンのワークショップの案内を受けました。

案内をうけたときはなかなかイメージをつかめませんでしたが,何と言ってもリーダー1人だけで頑張るというのではなく同士と行動していく,ということが私の抱えていた行き詰まり感を解消させてくれるのではないかと思い,ちょっとよくわからないけど参加してみようと思いました。

ワークショップに参加した感想

正直なところ,ワークショップが始まってから最初の3時間の印象は,よくわからないというか,面くらいました。自分のこれまでの人生を語ることと社会運動がどうして関係してくるのかな・・・,そもそも自分の人生には,興味を持ってくれるような特殊な体験なんてなかったし・・・。オバマ大統領やガンジーは飛び抜けた能力をもつ「偉人」だから,彼らの話には影響力があるのではないのかな,とも思いました。

しかし,ワークショップに参加してわかりました。彼らのスピーチを聞いて心が揺さぶられるのは,話し手が「歴史上の偉人」だからというわけではないということを。彼らの話す人生観には,素朴な気持ちからなるほどねと共感できるものでした。まるで,自分が体験したことのように感じました。自然と,無理なく,社会を良くしたいという気持ちが沸いてきました。今回のワークショップに参加して,関係構築にも確立した手法があるということがよく分かりました。

COを今後の活動にどう活かしたいか?

いま,福祉の分野にも法律家が関わることが考えられるようになってきました。ただ,これまでの私の仕事の取り組み方を振り返ると,私一人で完結した体験にとどまっていて,さらに新たにつなげていく,という発想をもっていませんでした。そのことが,私の感じていたもどかしさの原因だったのだと思います。

メンバーが新たなメンバーを呼び,組織として広がっていく,そのような関係をつくっていき,行政の網からこぼれてしまった方の生活再建のお手伝いをしていきたいと思います。