ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #15 facebook twitter
鈴井 豪
大学生、VIA (Volunteers in Asia)2015 ESI Coordinator for Community Engagement

ワークショップに参加した動機は?

私は現在、米国のNPO法人でプログラム・コーディネーターとしての役割を担っています。その一つのタスクとして、そのNPO法人が運営しているプログラムの過去の参加者によるコミュニティを日本で構築することがあります。どうしようかと思案していた際に、COJのワークショップを見つけました。COJのホームページを拝見し、COがこの自分のタスクだけでなく、今後の人生でも必ず必要になると直感的に感じました。具体的には、私は将来ステークホルダー間の調整役としてのコーディネーターという役割に強い関心があり、COのスキルはそれにも必要と考え、参加することを決めました。

ワークショップに参加した感想

参加者の多様さに驚きました。様々な社会問題に関心のある方々が集まっていて、今まで自分が見聞きしたことのない問題に取り組んでいる方もいらっしゃいました。こうして自分の見聞を広められたことに加え、分野は違いますが、社会をよりよくしたいという想いを持った仲間が多くいることに勇気づけられました。

また、COの一連のプロセスは文字通りのCommunity Organizingだけでなく、非常に広範な利用可能性を持っていることに気づきました。コーチングは日々の暮らしで実践できますし、Story of Self, Story of Us, Story of Nowの一連のプロセスはCOだけでなく、自分を見つめ直す自己反省や友人の相談にのることや就職・転職活動等にも広く活用できると感じました。それだけに意識的に練習するように心がけ、早く自分のものにしたいと強く思っています。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

今まで私が参加したワークショップ(WS)では類似した問題関心を持った人が集まるものでした。様々な問題関心を持った人々に会えるCOJの場は、自分の視野を広げるためにもとても有意義でした。COJの2日間のWSだけでもそれまで知らなかった社会問題を知ることができ、それぞれの問題に対して熱心に考える仲間に出会えるという点でも他のものとは違うと思いました。 

WS中の演習では、コーチと同じグループのメンバーからのフィードバックをもらいながら講義の学びを実践する形でした。メンバーによるフィードバックはCOの一要素であるコーチングの練習としても位置付けられ、とても多くの実践機会が用意されていました。「座学で学んだものをすぐに実践しその型を身につける。」当たり前のようにも聞こえますが、このようにしっかりと体系的に学べるものもあまり他にはありませんでした。 

そして何より、COJのWSでは「その場で終わらない」という感覚がとても強かったと思います。私の今までのWSでは参加するその場のみで完結するものが多いように感じていました。COJではWSが終わったのちに「ここからがスタート」という感覚が強かったです。

COを今後の活動にどう活かしたいか?

COは一連のプロセスとして非常に広範な利用可能性を持っていると考えています。日常会話からキャンペーン実施まで多岐にわたると思います。短期的には今私が携わっているNGOの中のチーム組織整備にぜひ活用したいと考えています。組織それぞれのメンバーがStory of self, Story of Us, Story of Nowを語り、より魅力的なチームになるようにしたいと考えています。 

長期的には私の将来の目標に大きく影響すると考えています。私は将来的には「開発と自然環境保護」の均衡点を見出していき、あるべき自然環境を将来の世代に残すことに尽力したいと考えています。そのためには、市民セクター、企業セクター、政府セクター等あらゆる人々の協力を得るように活動しないといけないと考えています。その際にCOで学んだことを日々の生活で磨き、将来的にうまく活用できるようにしたいと考えています。