ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #25 facebook twitter
山口浩次
社会福祉法人大津市社会福祉協議会、おおつ地域福祉未来塾、電車と青春21文字プロジェクト、滋賀県防災士会

ワークショップに参加した動機は?

 これまで、社協職員としてコミュニティ・オーガナイジングの技術を学ぶ機会がほとんどなかった。職場では、長年、地域組織化を仕事にしているにもかかわらず、我流で進めていた。

社協の職員(管理職)として、コミュニティ・オーガナイジングを学びたかった。また、コーチングの技術の取得も自分のテーマであった。

ワークショップに参加した感想は?

手作り感があって、仲間同士で学びあっていく二日間は、時間に追われつつ、時間内でまとめて、仲間の中で報告することが楽しかった。仲間の報告を聴く事も勉強になった。仲間の変化を身近に感じることが出来るのも新鮮であった。

各ワークが、自転車の練習をしているような感覚で取り組めた。グループのコーチの適切な声かけにより、ゴールの方向性を変えるという経験をした。ゴールの設定の仕方や、同志という考え方は、ワークを進める中で大きな役割を果たしていることを実感できた。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

全社協、社会福祉士会、その他のワークショップに参加してきたが、どのワークショップとも一味違う感じを受けた。それは、少人数のグループにコーチがいる点にあると感じている。今まで参加してきたワークショップには、各グループに進行役がいることはあったが、あくまで進行役であって、ファシリテーターの意を汲んだコーチが入ることでワークが深くなることを実感した。

共有の時間と、みんなの前で成果を報告する時間も特徴的であった。私は、何度か報告するチャンスをいただいたこともあり、より深く体験が出来たように感じている。こうしたワークショップを私が所属している団体で活かしたいという気持ちが強くなった。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

私個人としては、今回の受講内容を大津市社協の地域福祉活動に活かしている。住民からの小地域での助け合い作りの相談や、地域に居場所を作りたいという相談に、コーチングや関係構築の聴き方、ゴールの設定と小さなイベントの積み重ねなどの方向付けをしたところ、大変喜んでいただけた。また、職員の日々の相談や悩みを聞く際にも、コーチングの技術は役立っている。

そこで、職場や、滋賀県、近畿地域の社協の後輩たちの研修プログラムにぜひとも入れたいと考えている。そのためには、今回参加したコーチや参加者の力を借りて、もう少し仲間を増やしたい。社協職員がコミュニティ・オーガナイジングを学ぶことの意味を「ことば」にして、夏ごろには、ミニ研修会を開催したい。そして、12月には、京都で社協職員のためのコミュニティ・オーガナイジング研修会を開きたい。詳細は、今後、コミュニティ・オーガナイジングジャパンの皆さんや、各方面の協力者と相談しながら進めたい。今回の受講を次に活かしたいと強く感じています。