ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #143 facebook twitter
吉田香澄
労働組合書記・岩手自治労連

ワークショップに参加した動機は?

コミュニティ・オーガナイジングを労働組合の集会などで触れる機会があり、新しい体験に気づきがあったり、この手法を使って様々な変化を起こしているんだな~と思っていました。

私自身は、岩手県の自治体や公務公共関連職場で働く労働者の労働組合で職員(書記)として働いていますが、担当している女性部の会議で、みんなの悩みや思いを聞く中で、「自分が学ぶことで、少しでも何かみんなの力になれないかな?」というのが最初のワークショップへの参加の動機でした。

1回目のワークショップでは、自分の大切にしている思い(価値観)の根っこにあるものがなかなか思い出せずにいたのですが、ワークショップが終わってから、だんだん思い出せてきて、「そうか~。そうだったんだ~」と思いました。そして、「この思いに力を持たせたい、もう一度学んでみたい」と、12月のワークショップに「学び直し枠」で申し込みました。

ワークショップに参加した感想は?

「学び直し枠」で申し込んだ12月。7月に1回目で学んだワークショップとは集まる仲間も違う中で、新しい感覚と楽しさ、発見がありました。また、学びが深まった感じがありました。おそらく、1回目は初めての体験や学びに、限られた時間の中でとにかく必死だったのが、2回目は、どういうものかイメージできていたので、1回目よりは余裕があって落ち着いて参加できたからではないかと思います。

そして、どちらの回でも感じたことは、スキルを学ぶこととともに、ワークショップがエンパワーメントされる場であるということです。このワークショップに参加する方々とこの社会や現状をよりよくしようと願いや思いを共有できることが大きいのかなと思います。

そして12月のワークショップでは、思い出せた自分の価値観の根っこにある体験と思いを言葉にしてお話しすることができました。その思いに共感していただけた喜びを通じて、ワークショップにむけた自分の意気込みでもあった「思いに力を持たせる」ことができ、エンパワーメントされ、そのことが今でも自分に元気を与えてくれています。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

今まで参加したことのあるワークショップは、基本的にはオフラインで、大体が主催者の方のお話を聞いて、グループ毎に交流するというものです。参加したコミュニティ・オーガナイジングのワークショップはオンラインという環境の中であっても、まったく自分と違う取り組みをしている方でも、学びを通して、しっかり気持ちが共有できました。

そして、ワークショップそのものが、運営する人が運営し、参加する人が参加するものではなく、この場にいるみんなでワークショップを作り上げている感覚があり、運営側でもないのに、こんなに自分が主体的に参加するワークショップは今まで無かったと思います。ノームというワークショップでみんなが守る決まり事があり、安心な環境の中で、たくさん考え、たくさん話し、あっという間に時間は過ぎていきました。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

ワークショップで学んだことを、日々の中で、気を張らず、ちょっとだけ関係構築を意識して会話してみたりすると、日頃、一緒に活動している相手の思いなども聞けて、新しい発見があります。

今後もこのような実践ともいえないようなゆるっとした小さい実践も続けていきながら、まずは、関係構築をすすめれたらいいなと思っています。そして、同じ思いを抱いて活動する仲間を増やしていきたいです。また、活動の場である女性部の仲間たちと、思いを共有しながら、新たに一歩踏み出せるような活動を作っていきたいです。