ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #148 facebook twitter
山岡伸次
社会福祉法人長浜市社会福祉協議会

ワークショップに参加した動機は?

 社会福祉協議会で17年間コミュニティワーカーとして仕事をしてきました。コミュニティワークを実践する中で、技法をしっかり学ぶことでさらに地域の活性化に努めたい!という気持ちがありました。
 私が働くまちも、他のまちと同様に少子高齢化や人口減少が進んでいます…が、それがまちの活力の減少とは考えていません。まちの活力は、「人が少なくなること」ではなく「活動する人が少なくなること」だと思います。
 そのためにも、「活動する人を支える人」の存在も大きいと考え、自分自身がそうなりたいと思い、コミュニティ・オーガナイジングは強い力になると思い、ワークショップへの参加を決めました。

ワークショップに参加した感想は?

 コミュニティ・オーガナイジングに関わる書籍を読んで独自に学びを図っていましたが、ワークショップに参加することでさらなる学びとなりました。書籍では知識を得ることが出来ましたが、ワークショップに参加することで実践経験を学ぶことができた、そんな感じです。
 ワークショップでは冒頭で「コミュニティ・オーガナイジング」という「自転車」に乗ってみましょう!と説明を受けました。聞いた時は「?」という状態でしたが、いざ始まってみると…。「自転車に乗ることを覚える」その感覚がまさにドンピシャです!
 「ペダルをこぐと自転車が進む」「ハンドルは倒れないようにまっすぐに」…など、頭で理解することと、それを「やってみる」ということは別物です。コミュニティ・オーガナイジングの各スキルにおいても「頭の理解」を「実践する」ことは、ワークショップに参加してこそ学べるものでした。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

 特に大きな違いは「コーチ」の存在です。様々なワークにおいて、参加者だけで進めるのではなく、コーチが最初から最後まで伴走してくれるため、安心してワークに取り組むことが出来ますし、コミュニティ・オーガナイジングを最初から最後までワークをとおして体験することができました。ワークの途中で悩んだり迷ったりするたびに適切にコーチングしていただけるのと同時に、コミュニティ・オーガナイジングのスキルを目の前で見ることが出来るため、とても学びが深まりました。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

 小学校2年生の時、子ども会のキャンプで、こどもより楽しそうにしている父親や友達のお父さんを見ました。それまでは「怒るおじさん」としか認識していなかった人たちが、はじける笑顔で僕たちとキャンプをして過ごしていたのです。
 理由を聞くと「誰かのために、といいながら、自分自身も楽しめることが大切なんだ」と。
 子ども心に、強烈な“あこがれ”としてその姿が残っています。数十年たった今、自分自身が「あの頃のおっさん」になりたい、そして、そんな「おっさん」を増やしたい。
 この経験から「楽しくまちづくり」が自分のモットーとしてあります。それは、「楽しい」ということは、言い換えると「活動への主体的な参画」だと考えているからです。
 しかしながら、楽しさだけでは社会構造を変革する動きはつくれません。コミュニティ・オーガナイジングでは「自分たちの活動への思いを、どのように伝え、仲間をつくるか」というスキルが「これでもか」と言うほど詰まっています。
 楽しくもあり、地域もよくなる、そんな良いサイクルをドンドン広げていくために、仕事においても、プライベートの活動にもスキルを使っていきたいです。
 そのためにも、まずは実践あるのみ!ワークショップで知り合った仲間と一緒に考えた企画に、早速取り組んでみたいと思います。
 そして、コミュニティ・オーガナイジングのグループに入って仲間と共にスキルアップを図りたいと考えています。