ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #152 facebook twitter
渡辺倫咲葵
一般社団法人Media is Hope

ワークショップに参加した動機は?

私は環境問題に興味があり、地元で活動したり、勤務先の環境NGOでイベント企画を考えたりしています。活動を続ける中でよく感じるのは、ある一定の層以降に活動がなかなか浸透していかないということです。いつも活動をサポートしてくれるメンバーからその先へ、さらに輪を広げていくことが難しい…と感じていました。

自分はコミュニティをオーガナイズするどころか、コミュニティに参加することに対してもずっと苦手意識がありましたが、社会課題の解決においてチームを作り、そしてメンバー同士で役割分担をし、補い合っていくことが欠かせないと痛感しています。コミュニティ・オーガナイジングについてガッツリと学ぶことで苦手意識を払拭し、今後の活動や仕事にも役立てていきたいと思い、参加を決めました!

ワークショップに参加した感想は?

コミュニティ・オーガナイジングの一連の流れを、ぎゅっと凝縮して学ばせていただいたなと感謝の気持ちでいっぱいです!

怒涛のワークの連続で、(楽しみつつ)脳の限界まで情報を詰め込み、たくさんの問いと対話を通して、自分が大切にしている価値観を改めて見つめ直すきっかけにもなりました。本を読んだり、話を聞いて勉強したことがあっても、やはり実際にやってみると想像とは全く異なる難しさがあり、実践、練習を積み重ねる大切さも身にしみて感じました。

最初はおっかなびっくり参加していたチームでのワークも、チーム内で自己開示や感情の共有を重ねることで、2日目には安心して発言できるようになっていました。これも、コミュニティ・オーガナイジングが持つ、人と人とを結束させるパワーなんだと実感した機会でした。

また、色々な分野で色々な問題に、希望を持って立ち向かっている参加者の皆さんのお話を聞けて、勇気を分けてもらえました!!

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

とにかくワーク、ワークで、最初にスケジュールを見た時にはそのワークの多さに驚愕しました。私はこの2日間乗り切れるだろうか…とうっすら不安を覚えましたが、これは実践することを前提として組まれているワークショップなのだと体感していきました。

少人数の演習でもコーチの方が一人入ってじっくりとアドバイスをしてくださったり、とても丁寧な指導を頂けたことも、ありがたかったです。参加者同士、そしてコーチと参加者の距離が非常に近く、肩の力を抜いて取り組むことができました

時間もきっっちりと管理されていたことが印象に残っています。時間にジリジリと追い詰められ、限られた時間の中で対話を通して着地点を定めることの難しさをみっちり経験したと同時に、日々の生活の中でも時間は有限なのだと改めて気付かされました

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

このワークショプでは、とにかくコミュニティ・オーガナイジングを実践していくとっかかりの部分を体験させていただいたと思っています。今まで自分が活動している場面では、とりあえず「企画を立てること」に全力を注いでしまい、その先の「つながり」にまで考えが及んでいないことがほとんどでした

関係構築、苦手だなあ…と感じる部分はまだまだありますが、今回ショック療法的に、浴びるように対話と問いを重ねた経験をもとに、少しずつでもつながりを広げていきたいと思います。

また、ワークショップの中で重要だと言われた「バックキャスト」的な考え方(目指すゴールから逆算して考える)も壊滅的に苦手なのですが、今後はしっかり思考と計画を整理した上で、世に出すということを意識していきたいと思っています。

現実の世界ではイレギュラーなハプニングなども多発するだろうとは思いますが、コーチの方にいただいたアドバイスや、チームの仲間がかけてくれた言葉を忘れずに、コツコツと自分の手の届く範囲を広げていきたいです!