ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #138 facebook twitter
小川真実
富士川 Free to Flow

ワークショップに参加した動機は?

職場のボスからの誘いと勧めが最初の動機です。
参加したチームの仲間たちは、元々は会社を跨いだ事業者組合からの始まりでした。

社会を変えたい思いはありましたが、実際にどのように計画し、行動したら良いのか、またチームビルディングについても全く予備知識のない状態、そして失礼ながらコミュニティ・オーガナイジングという言葉の意味もわかっていない状態での参加でした。

同じ思いのある仲間が集まったチームではありましたが、私個人としては、チームの中での、自分自身の役割が定まっていなかったという感覚があり、そこが明確に見えてくるといいなと思い、参加しました。

ワークショップに参加した感想は?

ワークショップには2022年と2023年の2回参加させていただきました。
全てが初めてのことで、特に1回目はとても緊張した状態で臨みました。ワークショップが始まった途端に自分について話すことから始めたので、そこで腹を括ったように記憶しています。

人前で話すこと自体には比較的慣れていたものの、社会を変えていくツールとしてのストーリーを話すということ、自分語りではなく人々と価値観でつながり行動に促すという点にフォーカスすることにより、私自身の活動に対する意識そのものが変わったように思っています。

コーチングはとても難しかったです。2回目、少しは慣れるのかなと思いきや、演習ではボロボロでした。それでも日常生活や仕事面では、役立っていると感じる場面もあります。貴重な知恵を教えていただき、感謝しています。

2回ともチームメンバーの皆と一緒に参加しましたが、実は初回ワークショップの時に初めて「チーム」が誕生したのだと感じました。これは一緒に参加したメンバーも言っていました。実はこれが一番ありがたいことなのかもしれません。
自分が迷っていた、チーム内での自分の立ち位置。これに関しては、改めてチームの皆とコミュニケーションしていくうちに自ずと見えてきました。こんなにシンプルなことだったんですね。一匹狼的な自分の癖もわかりました。良い悪いではないですが、もっとチームの皆に頼らないと!って。特に私は知識も技術も一番乏しいので。逆に強みは人間関係や人脈です。そんなところが見えて、これをチームに還元しようって思えました。背伸びしないということです。

そして面白かったのは、さまざまな人が集まることによって、これほどにアイデアや活動が広がるのだということです。多様なチームメンバー、多様な人々が交じり合うことによって、社会は動き、改革されていくのだなと身をもって感じたこと、大きな収穫でした。先ほどの話とも繋がりますが、だからこそ背伸びしないで自分の資源を生かそうと思えました

実践的な部分では、目標達成に向けてのキャンペーンの設定、つまりゴール実現への道筋ができたこと。また、それをチームの皆と細かい部分を擦り合わせながら言語化できたこと。
なんとなくみんなが同じ方向を向いているだけでは実は弱くて、一言で説明できるということ。これは活動を進めていく上で大変重要なことだと思います。

また、自分たち以外にもいろんな団体の方のお話を聞くことができ、こんなやり方もあるんだ、こんな風に成功していくんだ、という発見、世の中にはこんな人たちがいる、その人脈の拡がりが、勇気となり活動の糧になっています

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

印象的なのは、COJの運営スタッフの皆様のチームワークが素晴らしい!という点です。
かなりの情報量とテクニックやスキル、演習が二日間の中に盛り込まれています。それぞれの役割分担、タイムマネジメント、きっと事前の準備を緻密にされているんだろうなということが想像できます。
チームワークを学び実践する私たち参加者にとって、その姿はまさに見本となり、勉強になりました。これこそがコミュニティ・オーガナイジングなんですね。
そしてスタッフの皆さんはとても話しやすく、親身になっていただける。そこにすごく安心感を覚えました。実際に私たちが取り組んでいる署名もわざわざ郵送してくださったり、本当に温かい心の方々です。

それから、これほどまでに実践的な内容のワークショップは初めてでした。講義を受けたら間髪入れずにすぐに演習に入ります。オンラインで受けましたが、まるで対面で受けているかのように、運営の皆様や他の受講生の皆様との距離が近く感じました。別々のフィールドで活動している受講生同士、素直にお互いを応援し合えること、一つになる感覚、これは今までにはない経験でした。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

私たちは、主に富士川というフィールドで活動しています。
目的は「自然と人が共生する未来」。
今回、この目的意識が明確になったことが大きな収穫だったのですが、ここがぶれることなく今やるべきことひとつひとつを積み重ねて、実現に向かっていきたいと思います。

初対面の方との関係構築、ワークショップでも実践しました。
それからパブリック・ナラティブについて知り、実際に使うこと。
これらはすでにかなり役立っています。
実践形式のワークショップだったからこそ、その日から使えています。
忘れないように使い続けないと、ですね。
自分としては「ストーリー・オブ・アス」が勉強になったと同時に、苦手なことでもあるので、頑張りたいところです。

キャンペーンを練り、計画して、行動する。
自分の思い、過去の軌跡から未来への展望を語ることで、関係を構築して共感を得る
一人一人の地道な行動で社会が変わっていくことを教わり、そして手応えを感じているところです。
自分たちの手によって変革は起こせるということを、多くの方と一緒に体現できればと思います。

自分たちの手で本当に社会は変わっていくのか?
参加前は疑問でした。
今、その道筋が明確になっているのは、COのおかげです
ありがとうございました!