ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
パブリック・ナラティブ・ワークショップ
VOICE #159 facebook twitter
菅野 暁子
宇治市職員労働組合

ワークショップに参加した動機は?

コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン(以下、COJ)のワークショップに初めて参加したのは2020年の9月、オンラインでの開催でした。終わった直後の感想は「付いていこうとすることが精一杯…。変えたい人たちが集まるとこんなに一体感と推進力を感じることが出来るんだ」。変化が起こせるかもしれないという希望と自分には難しいという落胆が交じり合った何とも言えないものでした。
幸いにもチャンスに恵まれて、その後も諦めずに学び続けることが出来ていましたが、学んだことを現場に活かすには現場の仲間に「伝わらない」ハードルを感じていました。
伝えるにはどうしたらいいのか。そもそも自分は何を伝えたいのか。今振り返るとそのことをクリアにしたくて、今回参加を決めた気がしています。

ワークショップに参加した感想は?

参加前にモヤモヤしていたものがすっきりした気がしています。ストーリー・オブ・セルフ・ストーリー・オブ・アス・ストーリー・オブ・ナウをそれぞれじっくり深める中で、自分自身が何に緊急性を感じ、それはなぜなのか。そしてどんな仲間と力を合わせたいと思っているのか。そのことに向き合えた感じがしています。
行動したい原動力を他のどこでもない、自分自身の中に発見できたことに喜びを感じました

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

答えを学ぶのではなく、物事のとらえ方を学び、ワークという名の実践を通して経験の中で深めていく。ワークショップの参加経験は多いとは言えませんが、COJのワークショップは実践型だと思います。
1回のワークショップで完結するわけではなく、ワークショップでの経験が次の挑戦につながるというような、広がりを感じます。
COJワークショップのなかでは時折オーガナイジング・ジャーニーという言葉が使われますが、正にそんな感じでワークショップで一つの模擬旅行を経験し、現場にもどって実践してみる。そしてまたワークショップで学びを深めて現場で挑戦する。COJのコミュニティがあるからこそ挑戦し続けられるのだと思っています。

パブリック・ナラティブを今後の活動にどう活かしたいですか?

ワークショップに参加した仲間と一緒にパブリック・ナラティブを1日かけて学ぶことで、行動を阻害する感情を乗り越えるには自分や相手の心の中にそれを上回る感情があることに気づくことが大事なんだと実感しました。
自分の中の原動力に気づけたことも大きな成果ですが、一緒にワークショップで学んだ仲間の言動にもものすごく励まされたし、お互いの感情や経験を共有することで、行動したいという思いがより強くなるという経験が出来ました。
今後は現場で周りの反応を恐れず、自分の経験・感情(セルフ)を伝えていきたいです。フィードバックをもらい、相手のことを知る中で「私たちならできる」(アス)を見つけ、行動するなかで希望(ナウ)を見つけたいです。セルフ・アス・ナウを価値観でつないで行動する勇気を呼び起こすように、現場の仲間とパブリック・ナラティブを学び、語れるようになっていきたいです。