ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #150 facebook twitter
伊勢戸将司
NPO法人ちば環境情報センター

ワークショップに参加した動機は?

パタゴニア日本支社の環境保護活動をしている団体への助成プログラムの一環として、私達のNPOと石垣島でカンムリワシの保護活動をしている二つの団体の主要メンバーという構成でワークショップが行われました。環境活動を続けていく中でひとりひとりの努力では太刀打ち出来ない大きな資本にどう対応していくか、コミュニティ・オーガナイジング(CO)という手法が大きなチカラになるのでは?と期待を持って参加しました。

ワークショップに参加した感想は?

ワークショップの進め方がとてもよかったです。
ストーリー・オブ・セルフ(なぜ自分が活動するのかをストーリーで語ること)をはじめ、各場面で個人的意見の発表時間を1分で!とか、3分以内で!とか設定されて自分の意見を整理して伝えきれないもどかしさがある意味プレッシャーではあったのですが、普段頭の中で漠然と思っている事の優先順位や矛盾などが言語化する事で整理されたと思います。また、話し好きの人や声の大きい人の長話を延々と聞かされるという「あるある」もなく沢山の人の考え方に触れて集中出来る環境でした。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

今まで経験して来た自己啓発型ワークショップは私個人がどうあるあるべきか?というチームのコアになる為の学びでした。結果中心的活動をする様にはなったものの仕事量が増えたり、決断事項が増えたり楽にはなりません。COJのワークショップの中で学ぶスノーフレーク・リーダーシップの様に、プロジェクトの中の新しい場面でリーダーシップを発揮出来る人をオーガナイズできる様にメンバーの意識変革や方向づけをコーチの誘導のもと学べた事に手ごたえを感じました。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

私達のNPOは設立20年を超え、市民団体としては比較的長い間環境保護活動をしてきました。豊かな知識と経験があるものの、若い世代の後継者不足が課題となっています。自然に対するニーズも設立当初の公害問題からレクレーションへと変わって来ています。「ちばの里山の自然を未来に残す」という大ゴールに向かって、戦略的ゴールをどう積み上げていくか、基本的理念を継承しながら新しく活動に加わってくれる同志の思いや考えを吸収して実践出来る活動をコミュミティ・オーガナイジングを取り入れながら広げていきたいと思います。