ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #113 facebook twitter
寳田 隼人
パタゴニア東京・二子玉川、フェアトレードタウン世田谷推進委員会 事務局

ワークショップに参加した動機は?

きっかけは社内研修の一環でしたが、タイトルを読んで字のごとく、自分が取り組んでいる職務に必要なものだと即座に感じました。所属団体にもある通り、パタゴニアというアウトドアウェアブランドで働きながら、勤務する店舗の所在地、世田谷区でのフェアトレードタウン認定に向けて外部での活動をしていましたが、コロナ渦もあり、スタートから二年間勢いよく続けてきた活動に減速が感じられていました。そんな状況を打破し、地域のコミュニティが活気を取り戻し、さらに大きなうねりとなって良い未来に向かっていくきっかけが掴めたらと思いワークショップに臨みました。

ワークショップに参加した感想は?

事前に頂いた資料に目を通しながら、どのような手法で多くの人を引き付け、動かしていくのかという戦略や戦術といった事ばかりに気が向いていましたが、一日目にコーチングやストーリー・オブ・セルフのパートがあり、見よう見まねで自分がこの活動に取り組む真因やコーチングスキルを用いた会話を、しかも誰かに向かって行うという新鮮な機会に衝撃を受けました。こうした深い部分での自己への理解や、相手の話の聴き方が基礎としてとても重要であることが分かると共に、自分自身を振り返る機会としても貴重なものとなり、今後の活動のモチベーションへも繋がりました。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

オンラインでのこうしたワークショップへの参加は初めてでしたが、リアルな場で参加したワークショップと比べても、臨場感や参加意識がとても高い事が印象に残りました。これは、zoomの機能を最大限発揮し、裏で動いて頂いているスタッフの方々、綿密なワークショップの内容構成と時間管理、そして何よりも的確にタイミングよく手ほどきや導きの手を差し伸べるコーチの方々のスキルがあってこそのものだと感心してばかりでした。また、参加者の方々も普段なかなか接することのできない職業や様々な機関の所属であるにもかかわらず、グループワークを終える頃には垣根を越えてチームとしての一体感が産まれるなど、オンラインの壁を越えて人と人とが繋がっているような感覚が明確な違いとしてとても印象に残りました。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

今回、一対一の会話から戦略を用いた大きな枠での繋がりまで、人々と共感し合い行動に移す為の“型”をワークショップを通じて学びましたが、世田谷区をフェアトレードタウン認定させるという目標に関しては区役所の職員の方や区議会の議員さん、区長、商店街や事業者、そして教育機関から様々な市民方まで本当にいろんな人たちと繋がり、想いを共有して同じゴールに向かうという側面があります。ワークショップを通じて学んだ“型”をそうしたステークホルダーとのかかわりの中で発揮し、出来る限り敵を作らないやり方でスノーフレークリーダーシップを拡大、コミュニティを構築・醸成し、環境社会問題の解決に向けたアクションの一端を担えたらと思います。