ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #137 facebook twitter
浜口和也
今ノ山愛好会

ワークショップに参加した動機は?

現在私たちが取り組んでいる大規模風力発電計画の阻止をめぐり、自分たちがなぜ活動するのか、そこに願われていることは何かを、多くの人に共感してもらえるよう情報発信していくのに、当ワークショップに参加してそのスキルを学びたいと思ったのが動機です。
「風力発電は世界的にも推進され、日本は出遅れているくらいだ。地球温暖化による異常気象対策としても大事なこと」という国策の一方で、地価が安く過疎地域の急峻な山の稜線を削り、そこに暮らす人々の自然環境や生活環境を阻害しかねない計画が、全国各地で進められています。

「国が推進することだから、地域のエゴを考えずに協力しなければならない」という理不尽にも遭いますが、自分たちが育まれている豊かな自然を次世代に語り継ぐにも、当ワークショップでのスキルは必ず役に立ってくれると思い参加しました

ワークショップに参加した感想は?

いつもは結構時間に余裕がある対面の会議が多い中、当ワークショップはたくさんの講義と演習・振り返りを分刻みで行うのに最初は戸惑いましたが、慣れてくるととてもメリハリがつき、項目の細分化もわかりやすく、組み立てがとても早くなる印象を持ちました。このスキルを使いこなせるようになると、様々な分野のチームワークで活用出来るでしょうし、まず「否定せずに良いところを評価し合おう」という前提が良いです。

また、複数のチームで行うディスカッションは、それぞれの地域での課題や成功例を出し合う事で別の視点をもらえたり、質問に答えられないウィークポイントが見つけられ、それを改善していくことができたのも大きな収穫でした!

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

まず、スタッフがほとんど女性というワークショップは今までありませんでした。とても優しく和やかな雰囲気で参加出来たのは、スタッフの皆様のチームワークが成せるわざだったと思います。

それから、コロナ禍でリモートでのミーティングやワークショップが増えたことで環境や機能の使い方がある程度分かっていましたが、このワークショップではGoogleドライブを使って付箋貼りをしたのは初めてでとても刺激的でした。

海、川、山それぞれの自然を守りたい人との交流もこれまで何度も経験してきましたが、今回は特に他の地域の現場に行って活動をともにしてみたいと思えました。機会を見て実現したいと思います。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

テキストにも書かれている項目やワークショップで培った言葉を何度か練り直しながら、さらに活動の内容が伝わりやすく共感を得られやすい場を作っていくのに活かしていきたいと思います。
また、ブレたり脱線しかけたときにはコミュニティ・オーガナイジングの精神に立ち返り、軌道修正がしやすい取り組みにしていけたらと思っています。