ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
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赤根正太
株式会社プロタゴワークス

ワークショップに参加した動機は?

当社は、組織開発・人材開発をメイン事業として、中小企業の伴走者として「理念の実現のサポート」に取り組んでいる会社です。その仕事の一環で、とある地域の事業者さんで組織された団体と一緒に“地域おこし”関連の新しい取り組みに携わる機会をいただきました。

その時に、「これまでの組織開発の考え方だけだとちょっと心許ないかもなぁ」という思いと、「同じ目的を共有しておらず目指すところがバラバラな経営者達の集団で、どうやって組織化して一緒に行動をしていけばいいのか?」という問いが浮かびました。

そんな問いが浮かんだ時は、「書店に行ってみると何かしらのヒントになる本が見つかる」という自分なりのジンクスがあるので、この時も書店に行きました。本棚の間を回遊する中で、鎌田華乃子さんの著書『コミュニティ・オーガナイジング ほしい未来をみんなで創る5つのステップ』が目に留まり、タイトルに惹かれ即購入しました。

この本で、COを初めて知り「COの考え方や手法が、きっと自分達の取り組みの助けになるし役に立つ」と確信し、ワークショップに参加しました。

ワークショップに参加した感想は?

ワークショップの中で、初めて会った人達と、個別に、チームで、と段階を経ながら、目的を握り、現状を把握し、戦略を立て、実行可能な具体的戦術にしていく。そんな過程を、ゼロから自分達で積み上げていく体験ができたことで、「COは、理想や空想や夢物語の手法じゃなくて、本当にほしい未来を実現することができるものなんだ」という実感を持つ事ができました。

それによって「自分達の行動によって未来を創れる」という可能性を「諦めなくていいんだ」と強く思う事もできました。この体験ができたのも、コーチ陣の皆さんが、さりげなく、且つ、綿密に分刻みで構成されたチームワークでサポートしてくれたからこそだと感じています。

そんな濃厚な時間を丸二日間、朝から夜まで味わわせてもらって、今までに感じた事が無いくらい脳みその疲労を感じ、ワークショップ後は普段よりもかなりグッスリ眠る事ができました。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

これまでに様々なオンラインワークショップに参加してきました。他と大きく違うと感じたのは、3つの点です。

1つ目は、初めて会った人達と、価値観を共有し、関係構築をして、メンバーそれぞれの“強み”を活かしながら、キャンペーンを実際に行動に移せる形にまで仕上げた体感を得られたことです。

2つ目は、全てオンラインでの交流だったにもかかわらず、2日間を通じて、初めて会った人達ととても通じ合えた実感を得られたことです。

3つ目は、いわゆる「講師と生徒」という上下の関係ではなく、とても近い距離感で関わってもらえたことです。関わっていただいたコーチ陣の方々のストーリー・オブ・セルフを聞かせてもらった事で、「共感できる部分を持ったとても身近な人である」と感じられました。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

今回のワークショップでは本当にたくさんの学びを得られましたが、中でも、「価値観を共有した関係構築」のパワフルさには、とても衝撃を受けました。初めて会った人で、さらに、年代も性別も住むところも職業も何もかも違う者同士だったのに、(例え、コーチ陣の多大なるサポートがあったにしろ)2日間で「実際に行動に移せるレベルのプロジェクトを作る事ができた」のは、 この「価値観を共有した関係構築」によるところがとても大きかったんじゃないかと、(スタート時点と終了時点で)とても強く感じました。

この「価値観を共有した関係構築」のパワフルさは、今後、他社の組織開発に関わるときや、人の集団を組織化するときなど、「他者と協働する」場面では必ず役に立つだろうと思い、早速現場で活用していますし、早速役に立っています。