2014年12月20日、慶應義塾大学G−SECセミナールームにて、ハーバード大学マーシャルガンツ博士による「コミュニティ・オーガナイジング」シンポジウム2014を開催し、パブリック・ナラティブについて学びました。
パブリック・ナラティブとは、自分自身が感じる大切な心の声を見つけ、他者との関係性を考え、行動につなぐ想いを語ることで、より多くの人たちの共感を集め、変化を起こす具体的な動きへと促すものです。
これまでコミュニティ・オーガナイジングに携わっており、更にガンツ博士から深く学びたい方、知人の紹介やFBのイベント案内等から、今回初めてコミュニティ・オーガナイジングに触れる方など、全国から様々な方、約80名にお集まり頂きました。
今回のシンポジウムでは、より心をオープンにしていただける環境を作るべく、床にシートを引き、靴を脱いで、床に座る形式を取りました。
講義が進み、共に時間を過ごすにつれ、会場の雰囲気も一体となっていき、様々な印象的なパブリック・ナラティブが発表されました。
ガンツ博士によるパブリックナラティブ講義に続き、シンポジウム後半では、スペシャルゲストとして為末大氏をお招きし、ガンツ博士との対談を行いました。
今回ご参加頂いた方からは、
「自分のこれまでの生き方や決定を振り返ることが出来た」、
「意外と自分自身の事は分かっておらず、人からのフィードバックの大事さが分かった」
等のコメントを頂きました。
参加者の皆様にとって、今回のシンポジウムが、それぞれの場所で、自身の想いを語り、変化を起こしていくきっかけになればと考えております。
レポート:横川愛
参考:
当日のプログラム
1)コミュニティ・オーガナイジングの紹介・・・鎌田華乃子
2)パブリック・ナラティブの解説・・・マーシャル・ガンツ博士
3)パブリック・ナラティブの披露・・・COJメンバー
4)パブリック・ナラティブの披露・・・東北の学生
5)パブリック・ナラティブの特別即興ワークショップ・・・マーシャル・ガンツ博士
6)パブリック・ナラティブ発表者とのダイアログ
7)パネルディスカッション・・・マーシャル・ガンツ博士、為末大氏、鎌田華乃子ほか