ワークショップ

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開催レポート
パブリック・ナラティブ・ワークショップ
CASE #82 facebook twitter
「パブリックナラティブ・フェス2017」を開催致しました!

2017年9月23日、東京都田町のグランパークタワー4階の会議室にて、コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン主催イベント、「パブリックナラティブ・フェス2017」を開催致しました。2017年4月に開催された「オーガナイジング祭」から早くも半年が経ちました。

今回は、コミュニティオーガナイジングの中でリーダーシップの一つの要素となっている「パブリックナラティブ」に特化したフェスイベント。日曜日の午後開催ではありましたが、幅広い年代・さまざまなバックグラウンドを持つ方29名に参加いただきました。初めてコミュニティオーガナイジングに触れる方が多かったのも印象的でした。

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パブリックナラティブ・フェスは大きく2つのコンテンツに沿って進められました。一つは、既に社会に対してアクションを起こされている当事者の方によるパブリックナラティブの披露。もう一つは、参加者の方が実際にパブリックナラティブの一要素である「ストーリーオブセルフ」を作り、実際に語るというミニワークショップです。

パブリックナラティブを披露されたのは、4名の登壇者。それぞれの原体験を基に形成されてきた価値観、その方らしさをそれぞれの声色でお話される姿に、参加者皆さんも頷く数が増えていく様を拝見することが出来ました。

また、披露の後にそれぞれの登壇者への応援コメントや協力できることを紙に書き出す「コミットメント」の時間。たった5分の披露だったにもかかわらず、参加者皆さんが紙に小さな文字でびっしりとコメントを記載されており、パブリックナラティブがもつパワーを改めて感じることができました。

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パブリックナラティブの披露には、コーチが一緒にどう伝えるかのサポートもしているのですが、披露後のコーチによるコーチングポイントの解説もあり、よりパブリックナラティブを学ぶ時間になったのではないでしょうか。

パブリックナラティブの披露にチャレンジされた皆様は、それぞれご自身が直面されている課題を、いかに当日の参加者と繋げていくかが難しかったのではと思います。登壇者の皆様、本当にありがとうございました!

そして、実際に作り、語るワークショップの時間です。ストーリーオブセルフとは、それぞれご自身の経験に基づいて、相手に価値観を伝える手法の一つ。

短い時間の中で、ストーリーを作り上げ、相手に語るというのは非常にチャレンジングなことだと思いますが、語り終えたときの場の空気、参加者の距離の近づき方を見ると、自分の体験・ストーリーを語ることで人の感情に影響を与えられるということを、体験していただけたのではと思います。

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パブリックナラティブを実際に聞いてみて、

「声を出すことの大切さを知った。勇気をもらった。」

「原体験に自分自身が共感していることを感じた。感情的な理解を体験できた。」

 

実際にストーリーを作り、語ってみて

「相手に伝えるストーリーには体系的な筋があるということを学んだ。」

「自分自身の話を、思ったよりも相手が聞き入れてくれるということを体感。嬉しい気づき。」

と感想を頂きました。

短い時間ではありましたが、ストーリーを語る意義・パワーを体感いただき、日常にもぜひ取り入れるチャレンジをしていただければと思います。パブリックナラティブ・フェスで初めてコミュニティオーガナイジングに触れられた方も多く、今後より学んでみたいというきっかけにもなるイベントとなるのではと感じています。

フェスの企画メンバーではよりコミュニティオーガナイジングを身近に感じ、より手に取りやすい形として広められるよう様々なチャレンジをしていければと考えております!

ご参加頂いた皆様、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました!

レポート:久保田 裕輝(くぼちゃん) パブリックナラティブ・フェス企画メンバー、当日司会

 

開催概要

開催日時
2017年9月27日
開催場所
田町グランパークタワー
MAP
主催
NPO法人コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン
定員
50名