2016年7月16日(土)に霞が関ナレッジスクエアにて、大隈塾生に向けて、パブリック・ナラティブのワークショップを開催しました。大隅塾では次世代のリーダーたちが各業界から集まり、社業を通じて社会貢献をすることを目標に切磋琢磨しながら学んでいます。(大隈塾:http://stonesoup.tokyo/nlp)
大隈塾でのワークショップは一昨年、昨年に引き続き三回目となります。
今年は1か月前に、ストーリー・オブ・セルフの講義が行われており、「セルフを実践してみてどうだったか?」という問いから始まった1日でした。ワークショップはセルフを改めて語るところから始まり、アス・ナウ、そして最後にはすべてをつなげ具体的なアクションを求めるという順に進んでいきます。
- ストーリー・オブ・セルフ:私を語る
・具体的なエピソードにはパワーがあり、引き込まれる。語り手に対する興味が一気に沸いた。
・ストーリーを作る過程で、就職活動で行った自己分析を10年ぶりに改めて行ったような感じ。自分の原体験を深く探ることで、本当にやりたいことが明確になる。
・価値観は改めてこれまでのその人の歴史からしか生まれないと思った。
- ストーリー・オブ・アス:私たちを語る
・大隈塾のメンバーで一緒に行った田植えの経験を具体的に聞くと「私たち」だと感じた。
・その場のアスをそれぞれ作るのは難しいが、それが重要であることが分かった。
- ストーリー・オブ・ナウ:緊急性を語る
・論理的に話すことは慣れているが、トラックにひかれるくらいの緊急性を出す考え方は初めて知った。
・具体的な数や時間軸を聞くと、「やらなければ」と感じた。
- パブリック・ナラティブ:セルフ・アス・ナウをつなげて具体的なアクションを求める
・共感を引き出すのは難しいけど、それが人を動かす上ではとても重要。今まで共感を得ることをさぼっていたな。
・今やっていることには必ず理由があり、人を動かす上でもその背景を語ることが大切だと感じた。
・語ることで助けを求められるということを感じた。
たくさんの気づきと学びを持ち帰り、それぞれの組織に戻ってパブリック・ナラティブを使い、「価値観を語り・共感を得る」ことでみなさんのリーダーシップが更に発揮されること一同願っております。
文責:忠村佳代子(コーチ)