ワークショップに参加した動機は?
2005年4月に現在の活動を始めました。私たちの地域では医師・看護師の不足から様々な問題が起きていますが、医師や看護師を増やすことがとても難しい地域でもあります。そのような地域にとって貴重な医療を守るために、住民が意識と行動を変えていくことが必要だと、私たちは考え、活動をしています。医療はともすると専門性が高く、住民はあくまでもサービスを受ける側だという考えが根強いので、一人でも多くの賛同者を得るために様々な工夫をしてきました。ただ、地域の中で「地域医療を育てる会」の活動を評価してくれる人はいても、入会はしないまでも一緒に活動をしようという人はなかなか増えません。地域の人々へのアプローチの仕方に工夫が必要だと感じています。また会員はボランティアなので、会の活動もそれぞれの自発性に負うところが大きく、活発に活動する人とそうでない人がはっきりしてきています。そこで会員の活動に対する満足度をもっと上げていくことで会の活動がイキイキとし、地域にももっといろいろな変化を生み出せるのではないかと思いました。
ワークショップに参加した感想は?
時間の大切さというものを体で感じた二日間でした。50代のおばさんでも何とかついていけて、うれしかったです。また自分の今までのリーダーシップでメンバーのモチベーションが上がるかどうか、自分が語っていることは肝心なことが相手に伝わっているだろうか、とプログラムが自分の姿を映し出す鏡のように感じられました。立場や住んでいるところ、年代が異なっていても、自分がいるコミュニティをなんとかしてよくしていきたいと思っている人々と出会えたことは大きな力になりました。これからも、ここで出会えた人たちとさらに交流していくことが出来ることも嬉しいです。今回は当会のメンバーが参加したので、これから一緒に振り返りをしようと思っています。これから参加する人には、できることなら同じ組織の人と複数での参加をお薦めします(初めて参加する所に知り合いがいると心強いですし)。