ワークショップ

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開催レポート
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
CASE #78 facebook twitter
2017年6月10-11日、東京にて第8回COJ主催コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップを開催しました!

2017年6月10、11日の2日間、浜松町の汐留ビルディングにて、コミュニティ・オーガナイ ジング・ワークショップを開催しました。COJが主催する東京でのワークショップとしては累計8回目、今年度は初めてとなります。

当日、35人の参加者が会場に集まりました。土曜日の早朝という時間帯でしたが、開始時 間には全員が着席。遠方からの参加者もいましたが、学ぶことへのポジティブさが感じら れました。 

グループは6つに分かれ、5~6名の参加者に対してコーチが1~2名がつく体制です。2 日間でコミュニティオーガナイジングの一連の流れを体験する非常にタイトなスケジュー ルに、協力し合いながら臨みました。 

過去の経験を語ることで、自分の価値観を聞き手に伝えることにチャレンジしまし た。人が行動を起こすためには、戦略ももちろんですが、何より「それをしたい」という 感情が必要です。自分の過去の感情をありありと描くことは、相手の感情を動かし、行動 を導くために重要な方法の1つです。苦戦しながらも、全員が自分の過去を語り、またグ ループメンバーのストーリーに聞き入りました。 

1日目の午後には、それぞれのグループが、メンバーで共有している目的や自分たちを奮い 立たせる合言葉「チャント」を発表しました。また、目的に向かうために自分たちに課す 約束事「ノーム」も設定したことで、結束力の強いチームが出来上がった瞬間です。 

2日目になると、目標を達成するための戦略の組み立てに入ります。 自分たちのチームが共有している問題意識を掘り下げるところから始まって、問題分析、 目標設定、そして具体的な戦術を考案していきます。 同志をオーガナイズしていくために、効果的かつ関わる人の勇気が引き出されるような 「活動のピーク」をメンバー全員で考えました。 

序盤はなかなかアイデアが浮かばず苦しんでいたチームも多かったにもかかわらず、最後に はそれぞれのチームが自分たちの問題意識をアクションに落とし込み、労使関係で悩む労 働者と経営者が歩み寄るための取り組みや、将来に不安を抱える大学生たちの挑戦する勇 気を引き出すキャンペーンといったアイデアが共有されました。

みっちりのスケジュールでしたが、晴れやかな顔で会場を後にする参加者の方も多かった と思います。 学んで終わりではありません。むしろここからが皆さんの本番です! 自分のコミュニティで仲間同士価値観を分かち合い、大きなアクションに向けた小さな一 歩を踏みしめていきましょう。 コーチ一同、皆さんのこれからの挑戦を応援しております。2日間お疲れ様でした。

文責:関口 真司(B班「知演児 」コーチ)

開催概要

開催日時
2017年6月10-11日
開催場所
東京(汐留ビルディング)
MAP
主催
NPOコミュニティ・オーガナイジング・ジャパン