※このコーナーでは、ワークショップを受講頂いた方、
『マイドフルネス』 エレン・ランガー
“Mindfulness” Ellen Langer
人生を変えた一冊でもあるハーバード大学の心理学部のエレン・ランガー教授の1989年に出版された“Mindfulnessマインドフルネス“に出会ったのはガンツ教授のオーガナイジングのクラスの必読書のリストに載っていたことがきっかけです。 最近マインドフルネスという言葉をシリコンバレーのIT企業のビジネス研修などでよく見かけます。心理学者の観点から日常に起きうる事例や体験、実験を散りばめたこの本はとても読みやすく日本では『心の「とらわれ」にサヨナラする心理学』の題で出版されています。
パート1は幼児期から教え込まれた常識や教育が知らぬ間にパターン化されマインドレス(気づきがない)な行動や習慣を導いている実態。マインドレスは私たちの可能性やスキルを限界的なものにし、社会は大きな代償を支払っている現実がある。パート2はマインドフルネス(気づき)が健康であること、また差別や中毒などの軽減にも有効であること。プロセスを優先し意識を広めるマインドフルネス(気づき)はオーガナイジング・キャンペーンの創造性やコーチングの傾聴、そしてパブリック・ナラティブのセルフやアスを知るのに使えるプロセスではないでしょうか。
その後”Counter clock wise”日本語訳『老いに負けない生き方』、”On becoming an Artist: Reinventing yourself through Mindful Creativity” と“The power of mindful Learning”の3冊全部を読み、教授のクラスまで行く程はまりました。心理学科部初の女性教授のランガー先生は作家、教授、アーティスト、テニスプレヤーでもあり、とてもマルチな方です。