ワークショップに参加した動機は?
きっかけは、職場の身近な先輩が「受講してよかったよ~」と話しているのを聞き、ちょうど自分が労働組合に入職してまもないタイミングだったこともあり、少しでも役立つスキルを学びたいと思い参加を決めました。
ワークショップに参加した感想は?
第一の感想としては、毎日普通に社会人生活を送っている中ではなかなか感じることのできない「人の熱量に触れられる」めったにない機会だったと感じます。土日に時間を作って参加して本当によかったです。
私が参加した回には、すでに社会活動に取り組んでいる方、将来的にそういった活動に取り組みたくて、何か手がかりを探しに来ている方、また、私のように非営利組織で働いている方もいらっしゃいました。COとは何か、という概念のベースの部分から説明があり、ワークに取り組むにあっての共通認識がそこで育まれたのがよかったと感じます。
ワークショップでは、人の悩みや課題を聞いて、今後どう動いたらいいかを相手自身に考えてもらいながら一緒に課題解決へと歩む手法「コーチング」を実践形式でトレーニングしたり、自分の価値観を言語化して、人に伝える「ストーリー・オブ・セルフ」の演習、一つのプロジェクトが軌道に乗る過程を、チームごとに体感するグループワークなどがあり、非常に密度が高い時間を過ごすことができました。
「ここから何か学んで、自分の所属する組織に持って帰ろう」という意識が大切なので、それさえ持っていれば、得られる知識や新しい気づきが必ずあると思います。
今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?
①ワーク中に介入してくださるコーチの方の指摘が的確で勉強になりました。
②みなさん熱意を持って参加されているので、その方々の意見を聞けたことで、物事を見るときの自分の引き出しが増え、大変有意義でした。
③タイムマネジメントの重要性を再認識しました。短い時間でも、きちんと複数人で時間管理の意識を持つことで、こんなにもプロジェクトが前進するのか、と感動をおぼえました。どんな仕事も限りある時間と資源のなかで進めなくてはならないので、終わりを意識しながら取り組むことで、その時点での最高のものが生み出せるということが再度分かっただけでも、私にとってはいい刺激になりました。
コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?
今回のワークショップで学んだなかで、実生活でどんどん取り入れて、スキルとして磨いていきたいと感じたのは「コーチング」です。
ワークショップでコーチングをやってみて、人が心の奥で抱えている悩みに気づき、解決に導いていけるように質問を投げていくことがどれだけ難しいことか分かりましたが、労働組合の職員としてこれからも伸びていくためには人の話をどれだけ深く聞けるか、という部分も必要な資質の一つと思いますので、これから意識的に活用し、相手方の課題が少しでも軽量化するよう働きかけを行っていきたいです。