ワークショップに参加した動機は?
様々な社会課題の解決には、企業活動、市民活動のほか、特に制度・ルールなどから変革が必要な場合は、政府に動いていただく必要があります。これらどのレイヤーでの活動においても、一人の問題意識を発信していくだけでは実際に世の中を動かせる力にならず、いかに多くの方の共感や賛同を得て、ムーブメントにできるかがカギだと思っています。
またそうした社会に向けた大きな動きに限らず、一つの組織の中で新たな活動を始めるにあたっては、同様に周囲のメンバーの共感・賛同が必要だと思います。
実際の行動計画も重要ですが、まずは自分の課題意識として、「感情的な」働きかけというものをどうすれば良いかを学びたく、参加させていただきました。
ワークショップに参加した感想は?
大枠の感想としては、
- テキストがしっかりしている(ちゃんと読み込めば(笑)勉強になるはず)
- ワークでは多くの初めましてのメンバーが、チームビルディングするところから合意形成を図るまでのシミュレーションを体験できるのと、上記の通りテキストがしっかりしているので、自分自身が主体となって行う時でも、設計するところからできるスキルが身につく
- 時間がないのが苦しいが、丸二日かけて、さらにこれだけ時間がタイトということは、学びの量もかなり大きいということです。
以上のような意味で、とても充実した、意義の高いワークショップだと思います。
ただ、もし目的意識があまりないとしたら、精神的にも時間的にもハードな内容なのではないでしょうか。個人的には、学ぶモチベーションや目的はある程度明確だったので、ただひたすらに学べてよかった、今後の活動に活かせるはず、としっかり思えました。
今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?
仮にシミュレーション的であったとしても、丸二日間かけて、一つのチームでチームビルディングから結論まで持っていくという形態のワークショップは初めて経験しました。
また、他のワークショップとの違いということではないですが、
①チームビルディング
②周囲を巻き込む
③実行できる活動計画を作る
という大きな流れがある中で、私は①②を主に目的に受講したのですが、③がとても重要だと思いました。市民活動や公共政策的な活動というのは、エネルギーは局所的・一時的には出やすいものの、言いっぱなし・やりっぱなし・変化なし、ということになりがちのようにも感じますので、③があることで、しっかりと最後までやり切る・やり切れるようにする知恵になるのが、秀逸だと思いました。
コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?
今回は、ちょうど自分の中でのホットトピックである、「女性の経済的自立」、特に103万・130万の壁ということを取り上げさせていただきました。女性を守るつもりで昭和に始めた扶養控除の仕組みが、令和の今では女性の経済的自立を妨げ、またジェンダーバイアスの固定化につながる原因の一つになっているのでは、ということを考えていましたが、ちょうどチームのテーマにも選んでいただき、個人的には大変学びと実りのある議論を皆様とできました。
ぜひこれを糧に、この問題もそうですが、他に新しい課題が出てきたときにも、今回のCOの学びを活かして、よりよい社会づくりに貢献して参りたいと思っています。
事務局・コーチの皆様にも、多大なるサポートを頂き、今回のWSに参加する機会をいただだけましたこと、誠にありがとうございました。