春の足音が聞こえていますが、皆さんこの春に挑戦したいことはありますか?
私は2月6日から始まったハーバード大学のオーガナイジングのオンライン・コースに挑んでいます。コースの概要については、2017年1月号の依田の記事をご覧ください。
私のセクション(ディスカッションや小グループでのプロジェクトコーチングを通じてオーガナイジングの理解を深めるグループ)にはルワンダ、イギリス、デンマーク、オランダ、イスラエル、カナダ、ハイチ、アメリカ、中国などから23名が集まっていて、セルビア人のティーチングフェロー(TF)がついています。
取り組むプロジェクトは「学校区にある8校の小学校のトイレにトイレットペーパーを完備する」、「NGO業界におけるエスニックマイノリティ職員の割合を15%以上にする」、「地域に総合診療医を3人増やす」、「刑事責任年齢を18歳に引き上げる」など様々です。私は、パートナーシップや性的関係で個人の意思を大切にする文化を広める活動に取り組んでいます。
コーチングセッションで「どうしてその人たちを同志(共に立ち上がる人たち)にしたのか」「投票者を増やすことは社会的弱者の力を増すことにどうつながるのか」など、メンバーに質問しているうちに自分のプロジェクトの矛盾点が見つかっていき、視野が広がっていくのを感じています。宿題の評価をドキドキしながら待つのも、学生に戻ったようで楽しいです。