平成27年7月30日(木)~8月2日(日)、北九州市にて「生涯現役夢追塾」コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップが開催されました。
【生涯現役夢追塾とは】
「地域に課題を感じてはいるけれど、どうしていいかわからない・・・」
生涯現役夢追塾では、そんな夢や志のある50歳以上の方々が集まり、これまでに培ってきた経験やネットワークを使って自分たちの問題は自分たちで解決することができる「新しい地域の担い手」となるための塾です。
【ワークショップを受けて】
今回、生涯現役夢追塾の宿泊研修として、コミュニティ・オーガナイジングを学びました。
参加者の年齢は50代8名、60代10名、70代4名、20代1名(私、事務局飯野です。)と、他のコミュニティ・オーガナイジングのワークショップと比べて、年齢層がかなり高くなっていると思います。
研修1日目は「コーチング」を学びました。 WSの最後には、ペアになりワークを行い、和気藹々とした雰囲気でWSが終わり、2日後の宿泊研修が楽しみですという声が塾生から多くあがりました。 また、COの全体像を説明するために、昨年度の夢追塾9期生のプロジェクト「歴史遺産の中で未来を語る場プロジェクト」を取り上げ、プロジェクトメンバーにも経験談を語っていただきました。
研修2日目は「ストーリー・オブ・セルフ」「関係構築」「リーダーシップチームの構築」「ストーリー・オブ・アス」「戦略」について学びました。 当初は聞きなれない横文字ばかりで参加者の方々も戸惑っているようでしたが、演習を重ねるたびに理解が深まっているように思えました。 特に戦略Ⅰでは、「モンゴメリーバスボイコット」ではなく、公害問題と戦った北九州の主婦たちの事例「青空がほしい」を特別に題材に取り上げて頂き、北九州市民の我々にとって身近な市民活動の事例として学びました。
研修3日目は「戦略Ⅰ」「戦略Ⅱ」「アクション」「ストーリー・オブ・ナウ/リンキング」について学びました。 参加者は昨日の研修の疲れもありましたが、積極的に学ぶ姿勢が見られ、演習での議論は白熱したものとなりました。 夢追塾では、10月からの後期講座ではこのCOの手法でプロジェクトチームを立ち上げ、同士を巻き込み、戦略を立てていき、3月の卒塾までにキックオフイベントを行う予定です。
講師の鎌田さん、中嶌さん、4日間ありがとうございました!
この研修を受けた10期生の振り返りでは、以下のような感想がありました。(原文のまま) ・人は生きてきたストーリーで、様々な生き方があることがわかった。改めて皆さん人生前向きな姿勢が素晴らしい。 ・意志を伝え共有し共感し具体化していく事の難しさをあらためてわかった気がします。 ・今から高い山をめざして登ることになる。いくつもの困難に合い止まることもあると思うが、1歩1歩進むしかないと思った。新しい知識の習得になりました。 ・チームでまとめることの難しさ、またまとまった時の感激、やればできることがわかりました。 ・こう言う研修は何度となく体験して来ましたが、今回はそれらと違う何かを感じました。人を感動させ巻き込む事にみがきをかけて行きたいです。 ・最初は難しくてこんなの何の役にたつのかなあって思っていましたが、今日やってみてなるほどと納得できました。 ・文章力、対話力、話し方、また将来設計などに参考にしようと思います。私自身が足りなかった事など努力していきたいです。
レポート:飯野 亮(NPO法人里山を考える会)
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