ワークショップに参加した動機
私は今年の3月末に今まで34年間働いてきたTOTOを退職しました。定年まではもう少しあったし働いてきた仕事にもやりがいはあったのですが、地元北九州で色々な人と仕事をしているうちに、何か今のままでは物足りない、自分がもっと生き甲斐が持てそして地元に貢献できることをしたいと考えるようになりました。
そしてすぐに「生涯現役夢追塾」の存在を知り縁あって入塾するようになりました。
同塾の基本理念は生涯現役で活躍したいと言う夢を実現する場であり、北九州の新しい担い手としての役割を果たすことです。この中の体験プログラムとしてCOJに参加することになったのですが、これは後になって単なる偶然ではなく必然であったと思うようになりました。こんなストーリーがあったんだと。
ワークショップに参加した感想
私は会社生活営業一筋で、人とコミュニケーションをとること、人前でしゃべること人に理解してもらうこと、人を巻き込む事を当たり前のようにしてきたつもりでしたが、この研修の中で目からうろこの場面に幾度となく遭遇しました。
実は自分が動いてきたフィールドは仕事と言う限定された世界であって、背景に情報理解があると言うことにあまり気づいていなかったように思います。今回の研修ではお互い全く違った、働いてきた(生きてきた)背景を持った個人個人が同志として立ち上がっていくと言うストーリー立てを経験する事が出来、改めて人に感動を与えることとは何かを実践で体感する事が出来ました。感動するナラティブ作りが必要なんです。感動を伝えられれば必ず人は動くんです。
コミュニティーオーガナイジングを今後の活動にどう生かしたいか
北九州市は昔は日本4大工業地帯とし社会科の教科書にも必ず出ていました。
しかし八幡製鉄の多くの部分が関東に移転し、少しずつ人口が減少以前は106万いた人口も今や96万、高齢化率も全政令指定都市中一番、今や多くの人がその高齢化問題にどう取り組むかに苦心しています。その一方若者が元気ないと感じる今日この頃、10年先、20年先を見据えた若者たちが立ち上がる新しい町づくりに貢献したいと思っています。課題は山積み、しかし魅力的な資源は無尽蔵なこの町。この研修で知った手法や考え方を是非ここに実践していきたいと考えています。まだ途に立ったばかり、2020年東京オリンピックまで5年。東京一人勝ちに指をくわえているだけではなく地方から国内外の人が集う街づくりを発信する。
パブリックナラティブになりましたか?