2015年7月11日(土)、12日(日)に東洋大学の白山キャンパスにて、福祉関係者向けのコミュニティー・オーガナイジング・ワークショップを開催致しました。
本ワークショップでは障害者や要介護高齢者、引きこもりの方や生活困窮者などの支援を福祉の現場で実際に取り組まれている14名の方にご参加頂きました。
「共感を得られるストーリーを話せるように」
「自分の地域の課題解決のために」
まさに今、福祉の現場で日々様々な課題と向き合っている参加者の皆様のアツい意気込みとともに二日間に及ぶハードなワークショップはスタートしました。
参加者は4−5名のグループに分かれ、まず「なぜ自分がこの活動に取り組んでいるのか」について自分にしか語れないストーリーで共有します。日々忙しく様々な問題に向き合って取り組んでいる方達だからこそ、なかなか自分に向き合う時間は取れないものです。本ワークでは短い時間ですが、徹底的に自分に向き合う時間を取りました。ストーリーテリングのワークを繰り返すことで、自分の想いが徐々に言語化され、人々を動かす力強いストーリーが創り上げられていきます。
さらにストーリーで繋がった参加者は、自分たちが目指す社会を共有し、それを達成するための戦略を立てます。「安心・安全な社会」「つながりのある地域」「社会的な孤立を無くす社会」を実現するために、それぞれ【防詐欺訓練】、【コミュニティカフェ】、【お寺カフェ】といったユニークなプロジェクトが立案されました。
また二日目の最後の振り返りの中では、「明日から自分の現場、仕事に早速実践したい。」という声も多く聞かれました。コミュニティーオーガナイジングは市民1人1人の声と想いを結集して、社会を変える大きなパワーに変える手法です。今回参加して頂いた皆様が、まさに今自分が取り組んでいる問題にコミュニティーオーガナイジングを実践し、草の根レベルにまでに活動が広がっていった先に、実現すべき未来が待っています。
今回のワークショップが、社会を変える第一歩となるよう、今後もこけてもこけても自転車に乗り続ける気持ちを大切にしていきましょう!
COJスタッフやワークショップの参加者コミュニティは、いつでも自転車の後ろで支える準備はできています。