2015年5月23日(土)、24日(日)に六本木一丁目のウィルソン・ラーニング ワールドワイド株式会社 本社にてコミュニティー・オーガナイジング・ワークショップを開催しました。
本ワークショップは、誰でも参加できる導入編として開催されました。参加者の中には、社会問題の解決に関心のある又は、草の根活動を広げたい行政職員、NPO職員、大学生、弁護士、会社員など、様々なバックグラウンドを持つ方29名が参加されました。
参加者は5−6人チームに分かれ、価値観の話し合い、メンバーの想いやリソース方々が重なり合う部分を探して活動計画を立てました。この疑似体験を通じて「残業時間ゼロ」「貧困層の大学入学」「子育てなやみカフェ」「福島でのコミュニティ作り」「運送業界の業務改善」など、さまざまなプロジェクト案が産まれました。
参加者からは、今回のワークショップを通じて、「普段出会えない様々なバックグラウンド方との出会いの機会になった」「たった2日間でこんなに具体的なプロジェクト案ができるとは思わなかった、ぜひただの案で終わらせず実現できるようメンバーでもう1度集まりたい」「大学生で働いた経験がないにも関わらず残業を減らすためのワークライフバランスを真剣に考え、過去の経験や普段接する周りの人との何気ない会話を掘り起こし、当事者意識をもち勧められることに気づき、コミュニティー・オーガナイジングの力を実感した」等のコメントがありました。
2日間の最後に5名が代表して、各3分間のパブリックナラティブを発表した。鳥肌が立つほど引き込まれる話の中には、自分の価値観、活動内容、そしてなぜ今やる必要があるのかが完璧なまでに組み込まれていました。2日前は他人だった29名に、仲間としての結びつきが産まれました。
レポート:堀田真代