2017年3月11日12日久留米大学御井キャンパス(福岡県久留米市)にて認定NGOピースウィンズ・ジャパン様の協力をいただき「第2回コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップin久留米」を開催いたしました。
年度末の忙しいこの時期、自分たちの住む地域で活動している方や、この街の未来を見つめる学生を含めた35名の方が参加しました。コーチは福島、東京からだけでなく前回9月に久留米で開催したワークショップの参加者が集いました。今回の参加者は街づくり活動に携わっている方、ボランティア活動に関わっている方、商いに携わっている方、行政職員、女性の支援活動をしている方など様々な分野で活躍している方々でした。
私たちコーチ陣のノームでも掲げた『久留米魂』。こう自負するように久留米人は久留米を愛してやみません。そんな文化の中で流れる『久留米時間』という、ちょっとマイペースなのんびりスタイルが今回のワークショップでは、いい意味でピリッと引き締まって流れていました。このワークショップでは時間が細かく刻まれています。「時間」が私たちひとりひとりの大切な資源だからだ、という事をまずみなさんと共有しました。
まず最初の講義“コーチング”では、
・話しながら自分の頭の中が整理されました!
・このスキルを身につけることで、初めましての方とでもコミュニケーションが取れるんだ!という声が聞かれました。
短い時間で作り上げた「ストーリーオブセルフ」
人の心を動かすのは、人の想いだということに私自身もまた改めて気づきました。
1日目、2日目と共に過ごした36名。お互いの価値観を共有し、関係を構築していくことで会場全体に一体感が生まれました。
・考えないといけないけど、考えすぎてはいけない。だからこそ発表する、練習する必要がある。
・素晴らしい仲間と学びを得られた2日間でした。
・今まで自分の意見を押し付けていたのだと気づきました。
と学びの深い感想もまた聞くことが出来ました。
・みんなそれぞれ、プライベートな困難を乗り越えてワークショップに参加しています。普段の活動や仕事では接点がなくても、誰かのために何かしたい人という想いは共通していました。ワークショップの後、COを活かしてどんな活動をしていくのか、仲間との絆が深まったこの学びの後のことを想像するだけでわくわくします!という声が印象的でした。
2日間を通して築き上げた関係は、私たち久留米の未来へと、これからもきっと続いていくことでしょう。昨年9月に初めて開催した久留米でのワークショップ参加者から、今回コーチへと一歩踏み出した仲間がいるように、今回のワークショップからも是非また新たなチャレンジが誕生していくことを期待しています。
文責:國武ゆかり(サブコーチ)