ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #44 facebook twitter
木山 侑香
一般財団法人ふくしま市町村支援機構

ワークショップに参加した動機は?

 私は、業務で福島県内の復興まちづくりの支援を行っています。原発事故による避難も徐々に解除され、復興まちづくりは新しい段階に入ってきているように感じます。その地域に住まう人々が主体性を発揮することが、地域づくりやまちづくりにおいて重要だと考えており、避難解除されている地域ではこれからまさにそのような力が求められるのではないかと感じていました。

 現在支援している村では、個々人の活動はあるものの方向性を定めた息の長い活動はなかなか生まれておらず、また、そうなるような支援体制もない状況です。そのため、一人ひとりが役割を自覚し輝ける組織を築ける支援がしたいと思っており、その知識や手法を実践的に学びたくてワークショップに参加しました。

ワークショップに参加した感想は?

 短時間での実践が盛りだくさんで頭がショートしかけました。しかも、自分の価値観の根源を探るなど、本質を問う内容でなかなか答えづらい(考えるのが辛い)場面も多々ありました。しかし、ペアの方からコーチングを受けることで、私が大切にしたいことが明確に認識することができたので貴重な時間となりました。

 やったことのない手法で物事を考えるのは非常にエネルギーを使うことなのだと二日間で実感しました。手法を学ぶだけであれば、本を買って読んだり、講演会に参加する、といったことでもできますが、実際に使ってみる、コミュニティ・オーガナイジングでいってみれば「自転車に乗ってみる」、ことが何よりも自分の肥やしとなるのだと思いました。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

 一通りすべての流れをとりあえずやってみる、という点が違いだと思いました。講義の一部分だけではなく、全体の流れを実践することは知識の点と点がつながる感覚で楽しく面白かったです。

 盛りだくさんの内容を行うために時間管理をきっちりしている所も素晴らしかったです。時間は貴重な資源、限られたもの、二日間で身に染みました。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

 ワークショップを受けて、支援したいと思う人たちとの間に共有価値があるということに気が付けたので、それを同じテンションで語れるようになりたいと思います。

 住民のみなさんの中にも必ず一人ひとりそれぞれのストーリーを持っているはずなので、丁寧に引き出して一緒に綴っていきたいなぁと、私と一緒に語りたいと思ってもらえるようになりたいです。