ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #31 facebook twitter
喜田亮子
公益財団法人トヨタ財団

ワークショップに参加した動機は?

職場でともに働く仲間との関係の中でも助成という事業を通じても一人ひとりの主体性、リーダーシップの発揮が重要だと感じていました。自分自身は、職場でリーダーという立場となっても、人を引っ張っていけるような能力もなく、自信を持てずにいました。よくあるリーダー論とは違い、コミュニティーオーガナイジングでは、「誰もがリーダーである」という考えが基礎にあるというのを知り、誰もが自分なりのリーダーになれる、しかもそれを生まれながらの性格や能力ではなく学びを通じて身につけることができるということに可能性を感じ参加しました。

ワークショップに参加した感想は?

1つは、誰もがリーダーになれるというのを実感しました。チーム演習の時には、それぞれが役割を持って挑み、それぞれが個性的なファシリテーションを実践し「できるんだ!」と驚きました。もう1つには、story of selfの持つ力です。理念や戦略だけを語られるより、共感度が一段階あがるのを実感しました。story of selfというと人とは違う特別な経験がないと語れないような印象がありますが、誰にもそれぞれのstoryが語れるものだというのは発見です。とてもつらい経験に基づくお話をされた方もいて、「私なんて普通の人間だからなあ~」と気後れもしましたが、コーチに聞かれながら答えていくうちになんとか語ることができました。ちなみに私はあまり優秀な受講者ではなく、関係構築の演習では、全然相手の方に質問もできず詰まってしまいましたが、失敗しても全然平気な雰囲気だったことも良かったです。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

とにかく休む暇なしの2日間でした。各演習が非常に細かく時間設定されており、かつ時間厳守な点が特徴です。自転車と同じで失敗してうまくなるとのことでしたが、時間が設定されているので、失敗したときに時間のせいにできるという逃げ道にもなり、それが精神的によかったのかなと感じました。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

まずは、身近な人との関係構築に活かしていければと思います。また、story of self/us/nowの組み合わせで語るというのはあらゆる場面で有効と思いますので、日常的にこの3つの構成で物事を伝えていくことを意識し、活かしていきたいと考えています。