~COJニュースレター準備号(2015年9月8日発行)より~
皆さん、ワークショップでの経験をどのように消化されていますか?
岩手県では、ワークショップ参加者の発案で、参加者が定期的に集う勉強会が行われています。
今日は、そんな岩手県で始まったオーガナイジングの実践プログラム
「実践!コミュニティ・オーガナイジング いわて」についてご紹介します。
このプログラムは、ワークショップ終了後にコミュニティ・オーガナイジングを使って市民活動を行いたい人たちが、お互いに学びを共有し、成長を支えながら4か月間で各自のプロジェクトを進めていくものです。
参加者は5名(沿岸地域が2名、内陸地域が3名)で、公益財団法人日本財団様から助成を受け、7月末から行っています。ピアコーチング(互いのプロジェクトをコーチングしあうこと)と、COJとの個人コーチングを重ね、各自が設定したゴール達成を目指しています。
テーマは「若者がつくる新しいコミュニティの形成」、「市民が地域課題に対するチャレンジをしやすいまちの実現」、
「安心して子を産み育てられるための母親たちによる産後ケア施設の実現」、
「異なる居住形態の住民が協力する地域コミュニティづくり」、
「復興でできた関係性を強化するための地域住民と町外ファンのコミュニティづくり」とさまざまです。
先日、2か月目のピアコーチングでは
「普段のチームメンバー以外に取り組みを共有することで、別の視点が得られた。すべきことも見えてくる」、
「この機会があってよかった。共有する場があるから(地元で初めての取り組みでも)進めていこうと思える」
といった声が出ました。プログラム担当者としても、同志(問題の当事者で、共に立ち上がりたい人たち)やゴールは違っても、
コーチングで互いのリーダーシップを高める手伝いができることを実感しています。12月の最終発表会が楽しみです。
~COJニュースレター準備号(2015年9月8日発行)より~