ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #82 facebook twitter
嶋田 剛志
リカバリーカレッジたちかわ事務局
協働して創るメンタルヘルスの学び舎
http://recoverycollege.jp/tachikawa/

講師:笠井成樹のストーリー・コーチングを受けた感想。

 

ストーリー・コネクトに参加した動機は何ですか?

 私の所属しているリカバリーカレッジは、病気障害の有無を問わずメンタルヘルスや人生のリカバリーについて学ぶことのできる学び舎を提供する取り組みをしています。学生がリカバリーカレッジと出会って、より人生を豊かに生きてもらうことを目標においております。

 その中で重要視しているのが、リカバリーストーリーです。困難に直面し、苦しい期間があった人が、いかに豊かな人生を築いていけるようになったか。それを語ることで聞く側には勇気、希望が生まれますし、話す側にも自分の人生の再構築や発見が表れます。そのリカバリーストーリーをより多くの人に伝わるように話したい。その思いがあり、ストーリー・コネクトに参加させていただきました。

 

ストーリー・コネクトに参加した感想はどうでしたか?

 コーチングに感動しました。自分の価値観を徹底的に掘り下げていき、自分の行動の根底にある価値観を突き詰めて考えさせられました。3日間とてもハードな内容でしたが、ほかの参加者の方のストーリーに感動させられ、また自分のストーリーに率直な意見をいただき、とても楽しい時間になりました。

 「バックグラウンドを共有していない人に伝える力を磨く3日間」という目標設定がありました。そのために自分のストーリーをより具体的に、情景が浮かぶように、何度も何度も作り直しました。自分だけでなく、ほかの方のコーチング内容も参考にしながら、自分のストーリーを磨き上げていきました。

 ストーリーを作っては壊し、作っては壊しの連続でしたが、その積み重ねで、自分のストーリーの引き出しが増えたと感じます。3日間を終えて、誰かに自分のストーリーを聴いてほしいという気持ちになりました。

 

スクールでつくったストーリーを伝えたら、どんな変化がありましたか?

 十数人を前に自分のストーリーを30分間話す機会がありました。また100人を前に10分間話す機会もありました。スクールで学んだ「困難、選択、結果」を意識して話した結果、大きな盛況をいただきました。

 私の伝えたい価値観は「どんな人にも何事にも打ち勝つことのできる力強い生命力がある」です。スクールに参加するまでは、自身の直面した困難の大きさに同情されることのほうが多くありました。

 しかしスクールに参加してからは、「感動した」と声を寄せてもらったり、自分の伝えたい価値観が伝わったりしました。今後も自分のストーリーを語り続けて、人間が本来持つ困難に負けない生命力をだれもが持っていることを伝え続けていきたいと思います。