ワークショップ

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開催レポート
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
CASE #97 facebook twitter
2019年2月23-24日、第11回COJ主催コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップを開催しました!

2019年2月23日(土)〜24日(日)、市ヶ谷の(株)ビービット東京オフィスにて、コミュニティオーガナイジング・ワークショップを開催しました。 COJが主催する東京でのWSは累計11回目。2018年度は8月に第10回を開催していて、今年度2回目です。
集まったのは、医療やジェンダー、格差や貧困などに課題意識を持つ35名。北は北海道、南は九州まで、全国各地から参加がありました。

  

土曜の早朝、知らない場所、知らない人ばかりの中で最初は緊張した雰囲気がありましたが、全体の約束事をみんなで決める場面では色んなアイディアが出て、静かな意欲の高さを感じました。

非常にタイトなスケジュールの中、全体での講義と6名1班でのチーム演習を繰り返します。 「活動分野も、所属も、年齢も性別も全然違うメンバーで、最初はどうしようかと思った・・・」 そんな不安の中、少しずつ自分の経験や価値観を伝え、お互いに交換することにチャレンジし、共感を積み重ねていきました。

「それ!わかる!」「つまりどういうことなんだろう?」「こうしてみよう!」を悩みながら繰り返し、1日目の最後にはチームで共有目的とチャントを作り上げました。

2日目はチームで作り上げた目的を実現するために、戦略を立て、オーガナイジングセンテンス(キャンペーンの全体像を示す一文)にまとめていきました。
「さっきはこう言ったんだけど、やっぱりちょっと違ったかも・・・」 迷った時は最初に作った目的と、それに共感した自分たちの思いに立ち返りながら、少しずつ、アクションの方向性が見えてきます。

実際に自分達チームのオーガナイジングセンテンスを他のチームに伝えて意見交換したり、アクションへの協力を依頼するロールプレイも行い、「確かにそこは抜けてたかも」「こうやって伝えると良いんだ!」と、たくさんの気付きが得られました。

最後には、みんなの前でスピーチ。自分の思い、この場への思い、そして叶えたいこと、協力してほしいこと。それぞれがそれぞれの思いを込めて語り、会場の全員が密度の濃い2日間を振り返ってじーんとしました。

怒涛の勢いで最後まで走り抜けた2日間。 「自分のことを話すのは勇気が必要だったけど、たった2日間で深いチームになれたことに驚いた」 「自分では何でもないと思ってたことが、目的達成のための資源になると気付かされた」 「みんなの話を聞いて共感したし、仲間がいることがわかって勇気が湧いた」

さまざまな学びを得て、それぞれの場所に戻っていった参加者のみなさん。2日間で体験した様々な困難とそれに立ち向かう方法、そして仲間の存在を得て、物事の取り組み方や受け取り方がほんの少し、変わったのではないかと思います。

わたし自身も、人は違ったままでも繋がれるし、変わることができるのだと、改めて体感することができました。 そして、教えてくれた参加者のみなさんのチャレンジ精神に多くの勇気をもらったと感じています。 この体験を心の支えに、今後の活動に繋げたいと思います。 本当にありがとうございました。

竹下 萌 (コーチ)

 

 

 

開催概要

開催日時
2019年2月23日・24日
開催場所
株式会社ビービット
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主催
NPO法人コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン