ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #39 facebook twitter
山下比佐暢
京都市総合企画局総合政策室 市民協働企画係長

ワークショップに参加した動機は?

私は,今の部署では,市民と行政(京都市)がどうすればうまく協働して市政運営やまちづくりを行っていけるのかを考える仕事をしています。その中で,NPOや企業,行政などはそれぞれ組織文化が違い,一緒にプロジェクトを進める時に,うまくいかなかったり,なんらかのしこりができてしまうことが多々あり,組織づくりの重要性と難しさを感じているところでした。私自身としても,これまで「もっとうまくできたはず」という心残りのある経験があり,また,このワークショップの時は,ちょうど,市の様々な部署の職員や京都府の職員の方,大学の先生など,いろんな立場の人が集まって実行委員会を立ち上げてイベント企画している最中だったので,組織づくりやプロジェクトをうまく進めるヒントを学べるのではないかと期待して参加しました。

ワークショップに参加した感想は?

ひとことで言うと,今すぐ,実践すべきこと,役立つことが具体的に学べたという感想です。まずは,パブリックナラティブ。参加した時は,自分のストーリーを語ることの大切さを特に感じている時でしたが,加えて,ストーリー オブ アス,ストーリー オブ ナウという概念を学べたことがとても奥深かったです。自分の価値観と相手の価値観をつなげることを今後も意識していきたいと思います。また,目標の設定・共有から戦略の立て方までの方法がとても具体的で勉強になりました。特に,個人で考えることと,みんなで考えることを繰り返す目標の設定方法は,これまで知らなかった方法だったので,今後,試してみたいと思います。戦略の立て方は,まだまだ訓練が必要だということを痛感しましたが,誰をターゲットにするのかをしっかり意識するということの重要性を感じました。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

スタッフの皆さんのコミュニティがしっかりとオーガナイズされている! ということを強く感じました。私が今まで参加したイベントやワークショップなどで,一番だと思います。身を持ってそれを感じさせてくれたのと,スタッフの皆さんお一人お一人が,とても熱意を持ってコーチしていただけたので,時間に追われながら,必死でワークショップをこなしている時も,スタッフの皆さんを信頼して,迷うことなく没頭できました。安心して学ぶことに集中できたというのは,とても大きかったと思います。

ワークショップの内容としては,「時間が限られている中で,とにかくやってみる。」「その中で,自転車で転んでみる。」ということを強調されて,しっかりと体験型の学びの場となっていたので,得るものが大きかったです。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

ワークショップを受けたちょうど1か月後に,実行委員会の一人として関わっていたイベントが終了しました。イベント自体は盛況に終わりましたが,このワークショップを受けたおかげで,プロジェクトの初期に目標設定をもっとしっかりすべきだった,役割と責任をより明確にすべきだったなど,今後につながる具体的な振り返りができたので,早速活かされる場面がありました。次にプロジェクトを進める際には,目標設定,役割と責任,戦略などを意識をしていこうと思います。また,パブリックナラティブはプロジェクトを進める時だけではなく,日ごろから人に自分の想いを伝えるためにとても役立つと思うので,少しずつ練習していこうと思っています。