ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #79 facebook twitter
門間 尚子
せんだいこども食堂 代表
https://www.facebook.com/sendaikodomosyokudo/

ワークショップに参加した動機は?

宮城県仙台市で「せんだいこども食堂」を運営しています。「こども食堂」の今後の展開を見据えてチームづくり・人材育成・ネットワーク構築などを模索していた時にNPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークの栗林さんからお声がけがあり参加させて頂きました。必読課題図書「コミュニティ・オーガナイジングとは?」を拝読したところ、私たちが目指す活動に必須である「共に力を育み誰もが社会を変えていく存在となるための『リーダーシップ』の実践」に、「ドンピシャ!」だったため大喜びで参加させて頂きました。

ワークショップに参加した感想は?

とりわけ「ストーリー・オブ・セルフ」の実践は忘れられません。自分自身が作り出していた「壁」を越えること・これまでの「経験」のどの部分に焦点を当てて整理をするのかができず、実践に至らないという大失敗をグループワークで経験しました。にも関わらず「参加者全員の前でストーリー・オブ・セルフをしてください」との指示が。準備の時間がないと慌てふためき、上手くできるのだろうかとの不安を払拭できず、逃げ出したいと泣きごとが浮かぶーそんな自分に嫌気を感じながらコーチとメンバーから受けたコーチングを基に話し始めました。数分後、気がつけば、ある方は目を真っ赤にし、ある方は涙していらっしゃる。また別の方は、力強く何度も何度もうなづいてくださっていました。私の「個人的な経験」が目の前の方たちと「共有された価値観」となり、そこにパワーが生まれることを感じた瞬間でした。私たちが現場で取り組んでいる活動の一つひとつは、小さなささやかなものです。ですが現場で感じ・考え・経験したものを、適切に相手に届けることができれば、それは必ずや大きな動きや形になるのではないか。私たちが目指す社会へ向っていけるのではないか?大失敗を経てそう思えるようになったことが、何よりもの収穫です。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

第一に時間の制約が「キッチリ」あること。制約があったおかげで、時間の大切をさらに痛感するようになりました。また同じ「1分」でもワークを受ける前後では、生み出すもの(内容・質)が変わりました。第二に、相手へ貢献しようという姿勢が強くなること。繰り返し行われるコーチングのおかげで漠然とではなく、具体的・現実的に相手に貢献しようとする姿勢がさらに強くなったように感じました。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

私たちのチームだけではなく、地域におけるチームづくり・人材育成・ネットワークの構築に活かしていきたいと思います。その基盤として、共に力を育み誰もが社会を変えていく存在となるための『リーダーシップ』の実践にも取り組みたいと考えています。