ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #99 facebook twitter
tomoyuki okude
一般社団法人Spring

ワークショップに参加した動機は?

一般社団法人Springのスタッフとして、刑法性犯罪の改正を実現するために、市民の「声」(OneVoice写真)を集めるキャンペーンの全国アクションをすすめる担当となったことがきっかけです。各都道府県でOneVoiceアクションメンバーのチームが立ち上がった際に伴走していくことになり、それならCOを学んでおくといいよと仲間からすすめられたからです。
「刑法性犯罪を見直したい」という市民の声が大きくなれば、司法や政府は、それを無視できなくなります。また、OneVoice写真がいまも性暴力、性犯罪で苦しんでいる方の元に届くことで、自分を責めなくてもいいんだと思えたり、私も声をあげていいんだと思えたり、そういった力になれるとよいなと思っていたので、そのための理論と方法が学べるなら是非参加したいと思いました。

ワークショップに参加した感想は?

社会に影響を与えるということを目的とした団体・組織で活動していく上で、自己流でやってきた実践に理論が加わり、この方法でやっていけばもっと運動が大きく広がっていきそうだという展望が持てて、よりわくわくさせられました。 ワークショップ参加にあたって、事前に『ケース:モンゴメリー・バスボイコット』というテキストを読みました。そこに書かれていたポラード母さんという方の言葉、「私の足は疲れているが、私の魂は癒されている。」を目にした時に、その思いに共感し、感動し、涙をこらえました。その上でワークショップに参加し、“感情を通して価値観を共有する”ことが最重要だと改めて強く掴むことができました。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

一日目冒頭のリナさんのストーリーオブセルフ(自己紹介)を聞いたとき、衝撃をうけました。「あ、ここはこれまでのところとは違うな」と、空気がサッと変わったような感覚があり、このワークショップやコーチ陣の“本物感”というか本気さが伝わってきたおぼえがあります。 自分自身も覚悟を決めて自分のことを話していこうという気持ちにさせてもらえました。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

SpringでのOneVoiceキャンペーンでは、特に地方SNSグループの関係構築をどうすすめていったらよいか、思案していたこともあり、そこで“感情の共有”が重要だというヒントをいただき、さっそく実践にうつして改めてその効果を掴みました。その後の動きでは、核となるチームでは“戦略”をより見える化して、役割分担を明確にしつつ、チームのメンバーの一体感をさらに高めていきたいと思っています。
Spring以外での活動でも、相手の原体験に深く迫った上で自分の体験を差し込み“価値の共有”をはかること、“次の約束をとる”ことなどが足りてないと感じたので活用したいと思ったり、職場では部下の悩みや相談にけっこうすぐアドバイスをしてしまっていたので、“コーチング”の活用、アドバイスせず質問で相手に気付きを得てもらうことをしていこうと思ったり、新たに活用したいと思えたものが多く得られ、本当に収穫の多い2日間でした。
ありがとうございました。