ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #12 facebook twitter
酒井菜穂子
陸前高田まちづくり協働センター(いわて復興応援隊)

ワークショップに参加した動機は?

「コミュニティ・オーガナイジング」という言葉に、「コミュニティをオーガナイズするってどういうことだろう?」と惹かれました。中間支援という立場で復興支援・まちづくりに関わる中で、地域にキーパーソンとなる人材はいるのに、そこからの広がりが少ないことを感じていたので、「誰でもリーダーになれる」という言葉が、住民主体のまちづくりに還元できるかもしれないと思い参加しました。

ワークショップに参加した感想

講義と演習が細かい時間設定の中で進み、演習の速さに引きずられるように精一杯ついて行った4日間でした。そのスピード感の中で感覚を掴んでいく事は非常に難しかったのですが、ワークショップを終えて、それぞれのコンテンツが次のステップにつながっていることが「そういうことか!」と、気付く瞬間がありました。

特に、パブリックナラティブはこれまでの自分と向き合うことにもなるので、価値観を掘り下げきれずに思考がストップしてしまう瞬間もありましたが(笑)、最後まで取り組んでみて、価値観を共有してこそアクションにつなげていけるという有効性を感じました。途中で投げ出さなくて本当によかった~。

「真新しい何か」ではなく、これまでやってきたことを体系的に学ぶ中で参加者全体での一体感が生まれるところがCOの魅力だと思います。それは、単にワークショップを通じたたくさんの方々とのつながりが刺激的というだけでなく、ワークショップ後も継続する「輪」になっていると思います。

COを今後の活動にどう活かしたいか?

手法の有効性を感じつつも、まだまだ深めたい部分が多いので、それをワークショップで知り合った仲間と勉強会という形でこれからも一緒に学んで進んでいけたらと思っています。Story of selfは、納得のいくものになるまでもう少し時間がかかりそうですが、コーチングの「良い質問の投げかけ」などは、普段の業務で意識していきたいです。

また、ワークショップの後に、実際の住民の方々との活動からリーダシップチームを仮定し、陸前高田でのオーガナイジングキャンペーン実施に向けた戦術(関係構築戦略、キャンペーン戦術)を作る機会をいただきました。実践できるかどうかは未定ですが、「COの手法で何かをやりましょう」という意気込んだものではなく、「実はやっていることはこれなんだよ」と、自然な形で住民の方々に共有し広めていければと思っています。