ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #11 facebook twitter
浅見直輝
任意団体 十人十輝(じゅうにんといろ)
早稲田大学

ワークショップに参加した動機は?

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不登校という問題に対して、「当事者」と「当事者以外」1人1人の持つ力を引き出し、「社会共同体」としてタックルしていく仕組みをつくるため

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マイノリティな社会課題への活動でキーパーソンとなるのは、「当事者」。だからこそ、まずは当事者自身が本来持つ可能性を引き出し、より多くの当事者が自ら新たな価値を生み出して行く仕組みが必要です。
ただ、当事者だけでタックルしていくにはやはり力が足りません。課題を根底から解決していくためには、いかに「当事者以外」を巻き込むかが重要です。
そして両者の力を引き出し、活動をより継続的かつ強烈に広げていく戦略のヒントを得る為にワークショップへ参加しました。

ワークショップに参加した感想

ワークショップでの2日間を通じた参加メンバーの変化こそが、まさにコミュニティオーガナイジング(CO)の体現だなと感じました。
2014新春WSの参加者は約25名。
WS開始当初は、それぞれが互いに異なる参加目的を持っており、そしてそれぞれがCOについての知識を持っていない状況だったため、全員の見ている方向がバラバラでした。しかし、互いの人生経験を共有したり(story of SELF)、互いがWSで感じている不安を吐き出したり(story of US)、共に同じ課題意識を持ってワークをこなしていく(story of NOW)中で、自然と全員の一体感が生まれていました。
 実際上記のような状況は他のセミナーでも起きる事かもしれません。
ただ、「CO」という体系化された戦略を、それを学ぶ過程を通して実際に体感出来る事は、COJだからこそ積める貴重な経験だと思います。

COを今後の活動にどう活かしたいか?

正直に述べますが、COワークショップでの学びの量は膨大過ぎて、全てを実践する事はかなり難しいと思います。教材のボリュームを目で見て頂ければ、その膨大さを感じて頂けると思います。
 なので、個人的には
①    特定の学びに絞って実践する
②    それ以外の学びは、実際の活動において気になった時に教材を辞書的に活用する
の2点を心がけています。
①の絞り方についてですが、僕はワークショップ全日程終了後に“一番心に印象強く残っている学び”を選びました。全てのメモ書きや教材内容を覚えていては一生あっても足りませんし、自分の心に突き刺さっている=自身の血肉にしやすい学びを選び取る事が効果的だと思います。
具体的な活かし方として、特に「不登校と関係のない人」に対していかに「story of US」を語り、より広く社会を巻き込んでいくかを模索しています。