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コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
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中野 秀敏
NPO法人e-Education
アジアの途上国の子どもたちに映像授業を届けるNGOです。
http://eedu.jp/

講師:笠井成樹のストーリー・コーチングを受けた感想。

 

ストーリー・コネクトに参加した動機は何ですか?

 自分をうまく説明できていなかったのが理由です。 私は45歳で、前職の製薬関連企業の開発職からNGOに転職しました。2018年現在で約3年たちます。これまでにいろいろな人から、「どうして畑違いの業種や業態に転職したのか」と質問を受けてきました。でも私の個人の想い、経験やストーリーとNGOの目指すビジョンとの重なりを上手く説明できなかったのです。

 これは質問に回答できていないという個人的な問題にとどまらず、私やNGO活動に興味を持ってくれた人のなかにある共感のタネをちゃんと育てられていないことをも意味します。NPOやNGOの活動は、資金的な意味でも存在意義的な意味でも、人々の共感に大きく依存するのですから、ここがしっかりとしていないことは、かなり根源的な悩みだったのです。

 

ストーリー・コネクトに参加した感想はどうでしたか?

 メソッドとしての強みも感じましたが、実はメソッドは枠組みでしかなく、最終的には自分との対話に価値があるように感じました。過去の自分を掘り起こして、ちょっとヒリヒリするような記憶と対面するのは、予想していたとはいえ少々辛かったです(笑)

 でも、これは講師からの密なコーチングなしではたどり着けない領域でしょう。なかなか面白い経験でした。 自分と向き合って組み立てたストーリーは、本人の中に腹おちしているものですから、作り物ではない、納得感と自信をもって話ができるようになったと思います。

 

スクールでつくったストーリーを伝えたら、どんな変化がありましたか?

 今までは、なんとなく話しそびれていた自分の過去の経験を初めて伝えました。「初めて聞きましたよ、その話。そんな過去があったから現在の中野さんがあるんですね。」との反応をもらいました。この相手は昔からの知り合いで、私に今さら新しい興味を持っておらず(笑)、さらにNGO活動にも特段の関心はありません。でも、だからこそそんな言葉をもらえたのが以外でした。

 他の人に話をしたら、ひょっとすると彼のような反応を返してくれる人がたくさんいるかもしれません。楽しみです。