ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #23 facebook twitter
高浜拓也
京都大学経済学部2年生 Credo Community.Kyoto協働代表

ワークショップに参加した動機は?

先行きの見えない困難な状況の中で、
目的を共有して、みなの気持ちを一つにして、
希望を見出し、力を引き出すことで、目的を達成するというCOの手法が、
まさに僕が社会の中で発揮したいやり方であり、それをぜひ身に着けたいと思って参加しました。

ワークショップに参加した感想は?

すごく学びの多い場になりました。

ひとつは、人を動かして目標を達成するための戦略的な思考法を実践的に学べたことです。

自分が解決したい問題は何か。その問題に直面する同志は誰か。その同志の関心事は何か。その関心事の資源を持つ者は何か。などということを順に考えていく流れを学び、パワーを物や性質ではなく、関心事と資源との間に生じる影響力として捉え、「力なき者たちが変革を起こす術」を突き詰めるCOの可能性を感じました。

また、最も大きな気づきは、「どんなに表面的に差異しかないように見える人でも、深い部分では価値観でつながり、協働しあえる関係にあるのだ」ということを心の奥から実感できたことでした。最近は、自分の目標に向けて、目の前の人と関わることが有益か否かを短い対話の中で表面的に判断し、後者はある種、関わる必要がないと区別する意識が働いていましたが、相手の価値観まで探求するコーチングの実践を通して、全く共通性のないように見える人と、共感しあえて、協働しあえることに気づきました。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

学び方が、概念について説明する「講義」、実践の手本を示してイメージを明確にする「見本」、チームに分かれて実践してみる「演習」、全体で経験知をシェアして学びを深める「振り返り」という形式でバランスよく進んだこと、また、自分自身の課題に対して、それを実践するためにはどうすべきかという個別的なテーマでも考えたことで、体系的に学んだ知識やスキルを、個別的に実践できる即戦力に変えることができたことです。理論は理解したもののいざ実践するときにどうすればいいかわからない、結局は精神論的な教えに終始した、というワークショップが多い中で、意味のある学びの場でした。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

いつか自分が政治家を本気で志すときが来たら、政治、そして自分たちの生活の将来に希望を見出せなくなっている同じ世代の若者に対して、まさにCOの手法を用いて呼びかけると思います。なぜ、何もない無力で未熟な僕が、それでも政治家を志したのか。僕たちは今、どんな困難に直面していて、それを乗り越えるために、何をすることが必要なのか。その先にどんなワクワクする未来が待っているのか。語りかけ、仲間を創り、力なき者たちのムーブメントを起したいと思っています。