ワークショップ

WORKSHOPS

受講者たちの声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #73 facebook twitter
前田 卓矢
枚方市社会福祉協議会

ワークショップに参加した動機は?

今回参加させていただいたきっかけは、当日コーチとして参加されていたスタッフの方からのお声掛けでした。今年の春から地域福祉の現場で働かせていただいているのですが、これから地域のなかでの様々な活動をサポートさせていただく、あるいは活動を展開していく過程を支える立場となっていくにあたり、「実際に自分には何ができるのだろうか」という不安や自信のなさを感じていました。自分の中に“思い”だけがあったとしても、具体的な手段や手法をイメージすることができないことが、不安や自信のなさの原因なのではないかと感じていました。そういったなかで、今回のWSを通して、机上での理論だけではなく、具体的な手法を身に着けることができれば、自分の“思い”を少しでも形にしていく助けになるのではないかという期待から、参加させていただきました。

ワークショップに参加した感想は?

2日間のスケジュールは想像以上にハードでしたが、とても刺激的な内容でした。早速に初対面の方々とチームを組み、心の準備をする間もなく次々と具体的な演習に入っていくというなかで、始めは動揺と緊張を隠せずにいました。逃げられない、という状況のなかで、自分の価値観やストーリー・オブ・セルフの共有など、様々な困難な課題がやってきてはこなすしかないという繰り返しで、前半はモチベーションを失いそうになる時もありました。しかし、最後のリンキングのパートでは、自分でもたった2日間でここまでできるとは思わなかった、と思えるようなパブリック・ナラティブを構築することができ、ストーリーをチームの皆さんと共有できました。また、戦略のパートでは、自分を含めたチームの皆さんの意見を共有することができ、チーム全員の力で1つの目標を設定し、プランを立て、参加者全体の前で発表することができました。発表後に、会場全体から沸き上がった大きな拍手と笑顔から感じた、チームと会場全体の一体感が、今でも忘れられません。この経験を通じて、具体的な手法を身に着けるだけではなく、「自分でもこれだけのことができた」「自分一人だけではなく、沢山の人が力を合わせれば、これだけのことができる」という自信や希望を得ることができるWSでした。
 

今まで参加してきたワークショップとの違いは?

こういったWSに参加させていただいた経験はあまりなかったのですが、今回のWSのなかでとてもよかったと思う点が、まず実際にやってみる、という点でした。スタッフの方から「皆さんが自転車の乗り方を覚えたときのように」という説明がありましたが、そのように、理論を頭に入れてから行動に移すのではなく、まず実際に演習をして、その結果から学ぶというプログラムであったのが、とても印象的でした。始めは沢山の不安や動揺がありながらも、早速チームを組んで演習に入り、戸惑いながら沢山の壁に当たり、コーチやチームの皆さんに支えられるということを繰り返しながら、最終的には自分やチームの大きな成長を感じることのできる結果となりました。こうしたプログラムであったからこそ、単に方法論を身に着けるだけではなく、自信や希望も一緒に身に着けるという大きな成果を得ることができたのだと思います。ハードなプログラムではありましたが、実践に必要となる心(動機)・手(知識)・頭(戦略)の3つを得ることにつながる、とても充実した内容でした。
 

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

現在、今回のWSで得たことをこの活動に活かしたい、という具体的な目標があるわけではないのですが、今後何か新たにアクションを起こそうとするとき、または、そのサポートに携わろうとするときなどには、是非活かしていきたいと考えています。参加する前の「自分にできることはあるだろうか」という疑問から、現在は「自分にできることが少しでもあるかもしれない」という希望に変化してきているので、この気持ちを何かの活動の力にできればと思います。同時に、WSに参加する自分のように、アクションを起こしたいが自信がない、といった悩みをもつ方々に対して、希望をもっていただけるようなサポートができるようになればと思います。その為にも、今回の2日間での学びを今後も深める努力をしていきたいと考えています。