ワークショップ

WORKSHOPS

参加者の声
コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ
VOICE #24 facebook twitter
大塚茜
特定非営利活動法人 和

ワークショップに参加した動機は?

 東日本大震災の復興支援の活動を行う団体の代表をつとめていますが、1000年に一度という大規模な災害、また日本初の原子力発電所の事故からの、復興とは何だろう、支援とは何だろう、と日々悩みながら活動しています。人々は、立場の違い考え方の違いで分断を起こし、疲弊し、生活の再建が進まない現状があります。到底、ボランティア精神や支援団体の活動だけでどうにかなるものでもなく、行政の力も市民の力も必要です。この国は災害が多いのは周知の事実。でも、それを救済する仕組みがあまりにも脆弱ではないか、と思うようになりました。コミュニティオーガナイジングは、そういう立場の違いを超え、人の心を動かして同志を作り、社会を変えていく方法だということを知り、ぜひ学んでみたいと思い増した。

ワークショップに参加した感想は?

 まず、自分が悩んでいたこと、「どうやって人の心を動かし、共感してもらえるか」ということに、論理と方法がある、ということが驚きでした。これまでは、個人の人間性、話法といったパーソナルな特性によるのではないかと思っていたからで、それがないこと・不足していることに無力感を感じていたからです。でも、論理と手法を学べば「誰でもできる」と講師から聞き、希望を見た気がしました。

資料や講義、実践のワークも洗練されていて、3人に一人という手厚いコーチの援助もあり、無駄のないスケジュールをこなしていくことは、ある意味とても達成感を感じられ、同じグループのメンバーとともに成長していっているような感覚を得ることができました。

今まで参加してきたワークショップとの違いは何ですか?

 今までのワークショップは、個々の課題や活動の種類に分別されたものが多かったので、課題出し、共有、事例の紹介にとどまり、どうすれば具体的な解決になるか、という視点が不足しているように思います。「みんな大変なんだ」「自分だけじゃないんだ」「明日からも頑張ろう」というような連帯感は得られても、じゃあどうやって頑張るか、という具体にはなりにくいと思っていました。コミュニティオーガナイジングでは、どんな活動にも共通する土台で気を付けるポイントが論理的に順番に学ぶことができたので、すぐに役に立つのではないか、と感じました。また、自転車に乗るように、実践を通して少しづつやれば必ず身につきます、という言葉に励まされました。特にコーチングは、日々の活動だけでなく家庭の中でもチャレンジしているところです。

コミュニティ・オーガナイジングを今後の活動にどう活かしたいですか?

 限られた時間の中で多くのことを学びましたが、まだまだ自分の整理が足りていないと思います。しかし、どのポイントの整理が足りないか、という視点を得られているので、以前より思考がまとまる気がしています。

まずは、活動を共にする仲間に対し、コーチングによって信頼関係を築きなおし、活動の基盤を強くして「私たちは何を目指して活動するか」という方向性を示していきたいと考えています。その過程で、多くの人に現状を知ってもらう機会を増やし、自分事として考えてくれる方が増え、災害や人生の困難を経験した人が、また新たな人生を踏み出せることを支援する制度や、社会そのものの実現につながるように語っていけたら、と思います。