コミュニティ・オーガナイジングを活用したキャンペーン(実践)

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キャンペーン(実践)前コーチング利用者の声
CAMPAIGN #8 facebook twitter
キャンペーン(実践前)コーチング利用者の声:小松康則さん

今回のキャンペーン(実践前)コーチング利用者は小松康則さんです。小松さんは2017年12月にCOJ主催ワークショップに参加した後、コーチをしたり、ご自身の団体(大阪府関係職員労働組合)の活動にワークショップでの学びを積極的に取り入れたり、日々コミュニティ・オーガナイジング(以下CO)を実践されていらっしゃいます。
2020年5月下旬~6月中旬にかけて、1回1時間全4回実施したコーチングについて、お話を伺いました。

 

1.コーチングに期待していたことは?

―――ご自身、あるいは組織のどのような状況についてコーチングを受けたいと思いましたか?

コロナ禍の中、これまでの労働組合の取り組み(例年やっていたイベントなど)ができなくなる一方で、職場(保健所、病院、衛生研究所など)は多忙化する中、現場の声を聞き、問題の解決と情報発信を心がけ、突っ走ってきました。少し落ち着いてきたところで、これからどういうふうに労組の活動を進めていこうか(今までどおりの活動でいいのか?)と考えを巡らせ、頭の中のモヤモヤを整理したいと思ったから。

 

―――コーチング後にどうなっていることを期待していましたか?

自分の頭の中にあるモヤモヤしたものを整理しつつ、具体的な取り組みへと足を踏み出せる状況になれば…と思っていました。また、そのことに希望が持てていたらいいなと思っていました。

 

―――必要に応じて1回ごとに申し込む方法と4回セットで申し込む方法がありましたが、4回セットで申し込もうと思ったのはどうしてですか?

何か具体的な課題が明確になっていたわけでもなく、漠然と頭の中にあったものを整理して、具体的に動けるようになりたい、そして希望が感じられれば!と思っていたので、1回ごとではなく、一定継続した形でお願いしました。

 

2.コーチングを受けた感想は?

―――コーチングを終えた今、どのような状態になっていますか?心境、具体的な動きの有無など、コーチングを受ける前との変化はありますか?

気持ちはスッキリしたというか、具体的な動きの方向性が見え、コーチングを受けている期間に新しいチャレンジに足を踏み出すことができたので、希望が湧いています。多少の不安ももちろんありますが、それを上回るワクワク感、やってみたい感があります。

 

―――毎回、ゴール確認、前回の内容おさらい、コーチング、今後することの確認、と言う流れで行いましたが、進め方や内容はどうでしたか?

毎回同じ流れでしたが、回を重ねるごとに進んでいる感じが確認できて、とても良かった。

 

―――1回1時間という時間設定と、オンラインでの実施はどうでしたか?

1対1のコーチングだし、オンラインということの違和感はまったくなかった。1時間は正直あっという間だったけど、4回コースなので、毎回、次回の楽しみも残しつつ、終わることができた。

 

―――「もっとこうだったらいいな」という改善アイディアがあったら教えてください。

正直なところ、とても学びや気づきが多く得られたし、頭の中のモヤモヤも整理することができて、とても有意義だったので、いつも時間があっと言う間に過ぎました。なので、改善アイディアは思い浮かびませんが、1回のコーチングの時間がもう少し長くてもいいかな~とか、もう少し回数が多くてもいいかなぁ~と欲張りなことを思ったりしました。

 

―――「コーチングって何?」という質問に答えるとしたら何と答えますか?

コーチングは「気づきと学びとチャレンジのための時間」でした。

コーチングを受けることで、いろいろ振り返って考えたり、自分の中では「当たり前」と思っていることをあらためて考え直したりすることができました。一番初めのコーチングのときに「そもそも、こまっちゃんにとって労働組合活動って何?」と聞かれたときは驚きました笑。でも、そこから考えていくことで、新しい気づきや学びも得られました。

また、自分の中で「当たり前」と思いつつ、少し疑問に感じていたことを話すことで、「当たり前」と流さずに、新しいチャレンジへと向かうパワーや希望を得ることもできました。

今回4回セットだったので、次回までにやることも明確になり、計画的に頭の中を整理し、具体化に取り組むこともできたと思います。一人ではなかなか進めなかったり、気づかなかったりしますが、コーチングによって着実に一歩踏み出せました。

 

―――このキャンペーン(実践)前コーチングを、どのような人に勧めたいですか?

具体的なキャンペーンに辿り着いていなくても、どこか違和感を感じていたり、「このまま(このやり方)でいいのだろうか」など、少しでもモヤモヤした気持ちのある人に勧めたいです。キャンペーンをするかどうか迷っている人にもお勧めだと思いました。

 

―――こまっちゃん、ここまでご質問にお答えいただきありがとうございました。コーチング後、もやもやしていたものが形になって「草の根の集い Osaka」誕生のサポートができたことがうれしいです。
新たなチャレンジの最初の一歩にまた出会えることをたのしみにしています。

COJスタッフによるキャンペーン(実践)前コーチングのお申込みはこちらから → 申込フォーム

(コーチング担当&聞き手:安谷屋貴子)